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『オヤジの命日』

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先日、7月15日は父の命日で、亡くなって丸35年が経った。
倒れた日まで働いて病院へ運ばれたら末期の胃癌だった。複数転移もあり(当時は)手の施しようもなく、僅か1ヶ月半で旅立ってしまった。

オヤジは学徒動員され陸軍少尉で復員した。戦後は建設省に入り徳島を離れたが、日本の復興と高度経済成長を支えるべく、学んだ土木技術でダムや高速道路の建設に携わった。
地図に残る仕事が誇りだったと思う。

定年後は名古屋の民間会社に招かれたが、のんびりしたらいいのに激務が続き命を縮めた。
『病院へ行ってもらえなかった…』と通夜の時、会社関係者が申し訳なさそうに言ってくれたが、辛抱していたのかな。


会社の近くの有名店で好物の鰻のひつまぶしを食べたのが、オヤジとの2人での最後の食事だった。

あと、オヤジと私は性格も全く違った。仕事について人生について、腹を割って話したことはついに一度もなかったんじゃないだろうか。
もう半年生きてくれてたら孫の顔を見てもらったのにと、ずっと心残りだ。

きょうは寺町安住寺で墓参りをし、好きだった『サントリーの角』と日本酒の『月桂冠』タバコの『ピース』を仏壇にお供えした。

親子で同じような癌になってしまったがこの35年間、やはり医学、とりわけ癌治療の分野が大きく進歩したことを実感する。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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