この連中はこれでも本当に政治家なのかと、耳を疑った。不足し大幅に接種計画が遅れに遅れているコロナワクチンだが、なんと政令指定都市の市長たちが『政令指定都市をに優先的にワクチンを供給すべき』との意見書を、国に出したという。

田舎の連中と違うという選民意識からではないだろうが…
彼らのオンライン会議をニュースでやっていたが横浜市長の林文子氏が『政令指定都市だけで国の人口の20%を占める。感染拡大を防ぐ意味でも政令市に集中的にワクチン接種をすべき』などと、おおよそ政治家とは思えない発言をしていたのに驚くしかなかった。
これを選民意識というんだろうか。政令指定都市は地方都市や田舎の市町村とは違うとでもいうのか。
たいしたコロナ対策も取ってこなかった連中が、どの口が言うか。全く信じられない。
やってることを冷静に考えてみろと、言いたい。
政令市にワクチン優先せよとの、クソ勝手な信じ難い要求
こんなむちゃくちゃ、横暴な提案をしているのは、横浜や神戸、京都、福岡など全国20の政令指定都市でつくる政令指定都市市長会だ。
オンラインで初の新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開きその中で、ワクチンについて、自分たち政令市への優先的な供給などを国に要望することを確認した。
21日に国に意見書を提出し河野太郎ワクチン大臣にリモートで申し入れた。
このほかワクチン接種の準備のためには早期の情報提供が必要との意見が相次ぎ、ワクチンの供給量や詳細スケジュールについて早期の情報提供も合わせて国に要望した。
国民平等が原則と、医師が憤っていたのがせめてもの救いだ
この政令指定都市市長会の要望を知った医師が複数、テレビの取材に答えていたが、一様に『ワクチンは国民一人ひとり平等が原則。均等供給の計画は崩すべきではない』と、中には市長会の勝手な言い草に憤りを隠せない人もいた。
当然だろう。こんな要求を平気でする連中が大都市の首長であることに、反吐が出る思いだ。
まさかこんな要求を受け入れる訳はないと思うが、河野大臣がきちんと拒絶しなかったことにも、不快感しかなかった。
もりもとなおき