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『生きていれば何とかなるよ』皆んなを勇気づけた半沢の妻花の愛情

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人気ドラマ『半沢直樹』最終回が終わった。これだけ余韻を残すドラマもない。その中でも夫である半沢への妻花ちゃん(上戸彩)の対応と、かけたことばが感動を呼んでいる。

生きていれば何とかなる!花の決めセリフに感涙

夫婦でテレビを観ていたご家庭は、夫も妻も口には出さなくても様々な思いがあったようだ。
独身の男はもちろん『あんな奥さんが欲しい…』と。

遅く帰宅した半沢のいつもの晩ごはんの風景。仕事の話しの中で「また出向…的な?」と尋ねる花。「出向どころじゃ済まないかも」と半沢が答えた半沢。すると花は驚くどころかいつもの笑顔で「直樹はずっと頑張った。もう頑張らなくていいよ」と。
そして「だったらいっそのこと辞めちゃえば? 辞表はサラリーマンの最後の武器でしょ!?」と、なんと退職を勧めたのだ。

そしてこの決め台詞。「仕事なんてなくなっても、生きていればなんとかなる。生きていればね」と。半沢は幸せだなぁと、皆んなが思った。

花の言葉は夫・直樹への絶対的な信頼感から

思うにもちろん、花ちゃんは男から見たら理想的な奥さんであることは間違いない。

でも苦境に立つ半沢に優しいことばを投げかけることができたのは、夫への絶対的な信頼感があったうえでのことだろう。

銀行を『もう辞めちゃえば⁈』と言った背景には、メガバンクを辞めたって、うちのダンナは強いんだ。何だってできる。
生活への不安など、このダンナなら心配無いという安心感がなければ、普通は言えないセリフだった。

普通の妻は第一に生活のことが頭をよぎる

普通の嫁なら『せっかく入ったメガバンクでしょ。クビにならない限り辞める必要ないじゃん。給料変わらないんでしょ』だろうな。男の心意気や矜恃などはまず生活の前には通用しないのだ。とりわけ子育て中なら、当然だろう。
自分も含め友人らを見ても、安定した会社や職を辞する時は、どの家庭も様々なドラマがあったはずだ。

それでもとりあえずは妻が夫の夢や志しを叶えてくれた家庭は、半沢と花までいかなくとも、信頼感はあったのかもしれない。私は妻に感謝している。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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