ユーミンを聴きながらスキー場へ
北国からそろそろ雪の便りが聞こえてきた。まだまだスキー場には雪はないと思いますが、若い時は会社の仲間たちとスキーに行くのは本当に楽しかった。
徳島からは鳥取県の大山や兵庫県北部の神鍋が手軽でした。ともにクルマで5〜6時間。まだ大鳴門橋も明石海峡大橋も開通していなかったから、淡路島から深夜のフェリーだった。
だいたいクルマ3台くらいに分乗し、深夜に出発する。道中、聴けるようにスキー音楽を録音したカセットテープを用意して。ユーミンの『ブリザード』や『恋人がサンタクロース』をよく聴いた。
"私をスキーに連れてって"はまだ数年後のことだった
バブル期のスキーの定番映画、トヨタセリカGT-Fourがブームになったホイチョプロダクションの『私をスキーに連れてって』(原田知世主演)はこの数年後だった。
スキーと言えば広瀬香美だが、彼女が歌ってヒットした『ロマンスの神様』や『ゲレンデがとけるほど恋したい』はまださらにその数年後。
まぁ、田舎の若者グループなりにウインタースポーツを楽しみました。
今みたいに西日本はまだコンビニはほとんどなかったような気がする。その代わりに同乗する女の子がたくさん夜食を作ってきてくれ、途中、食べるのも楽しみだった。
早朝到着するとそのままゲレンデに。ほぼ徹夜のまま夕方まで滑り、民宿で一泊。翌日も終日、ゲレンデで、夕方には帰途に。帰りはなぜかみんな無口だった。
いつもこうしたツアーを計画してくれたのが同僚のN君だったが、ことし体調を崩して亡くなった。彼には私の結婚披露宴の時のBGMまで編集して作ってもらったけど、少し早すぎる死だった。
スキーというとN君を思い出す。
もりもと なおき