格差社会を強調することば"富裕層"がついに日本でも
昔の日本は今よりずっと豊かだったが、こんな格差を際立たせるような下品なことはしなかったと思う。
オリンピック委員会が『富裕層に』と、オリンピック観戦チケットを売り出すが、飲食付きでお一人様635万円。夫婦なら1270万円
田舎なら小さな家が建つ。絶対買わないがベンツも買える。中国人観光客に象徴的に使っていた"富裕層"という言葉が、ついに日本人同士で…
田舎のもんが家族で1日五輪観戦したら、クルマが買える…
東京五輪観戦チケットは、500万人超が応募して、8割の人が外れたニュースを受け、先日、ある喫茶店での私たち老若男女がこんな会話をした。
『東京オリンピック行きたいけど、まず観戦チケットが当たらんわなぁ』
すると別の人が『仮に当たっても、陸上や水泳は軽く10万円を超えるらしいよ。そしてホテルが無いし、もし取れたとしてもこれがまたバカ高い』
『結局、東京へ行く飛行機も最高額や。行って観戦したら1人何十万もいる。田舎のもんは観戦は無理やな』で終わった。
"田舎のもん"がもし家族で東京オリンピックに行ったら、国産車が一台買えるくらいの予算が必要だと思う。
だから普通の家庭はテレビ観戦しかできない。これが地方に住む普通の日本人だ。
なんか嫌な気分だが、貧乏人のやっかみだろうか?
ところが景気の良い話しはあるものでオリンピック委員会は富裕層のためにこの凄いチケットを売り出す。
どんな人が買うんだろうか。
個人事業主か、開業医か地方の素封家か?
オリンピック委員会は富裕層に向け発売するが、富裕層って貧富の差が格段に大きい中国の社会特有の言葉だったような気がするが…
日本でも普通に使われる始めたのか。
ちなみに富裕層だけが経験できる635万円のチケットは、競技会場内のラウンジで食事をしつつ、優雅に五輪を観戦するんだと。
7月24日の開会式からから8月9日の閉会式まで観戦は全て新国立競技場で、男子100m決勝などを観戦する。

富裕層向けチケットはこのほか、開会式のみ110万円▽開閉会式180万円▽バスケットボール男子決勝(さいたまスーパーアリーナ)40万円などかある。
好きな人はいくらでもお金を出して観戦したらいい。
しかしイヤーな気分だったのは、五輪大会組織委員会がこんなチケットを平気で売り出すことなんだ。
もりもと なおき