ウソで固めた東京オリンピック招致だった
東京オリンピック・パラリンピックなど招致しなければ良かったと、今更ながら思う。とにかく政府も東京もウソだらけだった。
多くの国が不信に思った東京電力福島第一原発の未曾有の事故に伴う放射能禍への心配を払拭するためか、安倍首相は『原発からの放射能は湾内に完全に封じ込めている』と、大きなウソをついた。
そして当時、失われた20年といわれ長い景気低迷が続く中、『カネのかからないコンパクトな五輪にする』と、政府も東京都知事も口を揃えていったものだ。

五輪費用は1兆6600億円で五輪史上最高の予算規模
それがどうだ。このほど発表された総費用は1兆6600億円。五輪史上最高の予算規模となってしまった。
当初、既存の施設を使うといったが、これも大ウソ。
当初、設計でケチのついたメインスタジアムを筆頭に次々と新しい会場が建設されたのだ。
そして予想もしなかった新型コロナウイルスによる感染拡大だ。1年、延期になったことでまたどれだけの経費が上積みされたことか。
安倍、菅、小池、五輪に固執したことでコロナ対策怠る
そしてもっとタチが悪いのが、安倍〜菅政権、小池都知事がオリンピックに固執するあまりコロナ対策が後手後手になってしまったこと。オリンピックより国民の命が後回しにされたと言っても過言ではない。
というよりわれわれから見たら政府も小池氏も国家のためになすべき優先順位を、完全に間違ってしまった気がする。
オリンピックがなかったら国内でコロナもここまで感染拡大してなかった。オリンピックの中止、延期を先延ばしした為に春の緊急事態宣言が遅れたし、オリンピック為に今また、緊急事態宣言が出せない。
1.6兆円の無駄遣い。日本人、何やってるんだかと思う。
もりもとなおき