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あまりに多い強姦、強制わいせつ事件に思う。女性守れる裁判制度を

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毎日、あまりに多い強姦、わいせつ事件

毎日のニュースを見ていると全国で女性被害の強姦事件や強制わいせつ事件が後を絶たない。
どれだけ女性の人権が軽んじられている国なんだと、暗澹たる気持ちになる。

こうした犯罪抑止のひとつは徹底的に検挙することと厳罰化しかないが、驚くほど卑劣な事案が不起訴になったり、起訴されても量刑が軽かったり。
性犯罪に不起訴を生み出す背景をみんなで考え、司法改革をすべき時にきていると思う。

女性を強姦するヤツは圧倒的に変質者が多い。普通の感覚なら無理矢理SEXなどして許されるわけがないと、分かっているからだ。
誰でもそれは犯罪行為であると分かっている。
そしてこれほど女性の人権を蹂躙する犯罪はない。社会の一員であることは許されない。

女性を守る社会の構築必要

また、女性にも隙があるかのような風潮が残る日本社会のあり方も性犯罪がはびこる大きな要因だ。

かつて早稲田の"スーフリ事件"の時、有名な自民党代議士が公的なシンポで『強姦するくらい元気な男の子はまだいい』みたいな発言をし、大きな問題になったが、一部には未だにこれに近い風潮があるような気がする。

新井浩文とかいう私は聞いたこともなかった俳優が、出張マッサージの女性を押さえ込んで強姦し、強制性交容疑で逮捕された。
マッサージ以外のことを求めない書類にサインまでしているというから相当悪質だ。
やはり『酔っていてよく覚えてない』という、"お約束"のようないい訳も出ている。

 

仕事でマッサージに出向き、プロとして誇りを持って施術しながら突然、襲われたのでは怖くて仕事ができない。泣き寝入りせずに警察に届けて良かったと思う。

慰謝料支払いだけで済まない司法制度を

そして先日、強姦などでなんと5回も逮捕されながら不起訴となった慶応大学の学生たちがいた。

この種事件でいつも思うのは、いかにもカネがありそうな連中は、圧倒的に不起訴が多いという残念な現状だ。

 

検察が事件処理をするまでに、多額の示談金を支払って示談を済ますケースが多く、今や強姦は親告罪でもないのに捜査を終えてしまうケースがあまりにも多い。

その原因はある。男が強制性交で起訴され裁判になった場合、被害女性ももちろん、出廷しなければならない。

そしてその場合、被告弁護人は女性に対し、事細かな質問を容赦なく浴びせる。
この試練に耐え得る女性は少なく、示談が成立すると起訴を望まないケースは多いと言われる。
結局、強姦魔をカネだけで助けてしまうことになる。

精神的、肉体的被害を被った女性が加害者から慰謝料を取るのは当然だ。しかしそれで許してはならない。
何とか今の裁判制度の中で、強姦事件については被害女性が出廷せずに済まないものか。
制度の改革を望みたい。

強姦魔にはやはりキチンと裁判を受けさせ、刑務所に入れなければならない。罪を重ねるケースは極めて多い。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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