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あらゆる手管を使って公務員に接近する"コンサル"という名のブローカー

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利権を漁る政治ブローカー


私も長い間、政治の世界にいたので知っているが、政治、行政、企業の狭間を、怪しげな人物がよく徘徊していた。いろんな業種を専門にしたコンサルタントであったり、建設会社の営業であったり、設備会社の営業であったり。

会社はもちろん実体はあるのだが、その人物自身は様々な口利きをしながら政治家〜行政マン〜企業を繋ぐブローカーだった。

要するに自社も含め特定企業に仕事(公共事業)を受注させるための情報収集や働きかけをするのが目的。はっきり言って正業は何?というような利権を求める胡散臭い人物もいた。いや、圧倒的に多かった。


純な文科官僚は簡単に手玉に


今回の文部科学省を巡る複数の汚職事件には元医療コンサルタント会社役員、谷口浩司(47)=受託収賄罪で起訴済み、贈賄容疑で逮捕済み=なる人物が、深く関わっている。

谷口容疑者

谷口容疑者が役員だったこの会社は、設立して8年ほどの小さな会社だが、専門を生かした業務も徐々に拡大しているようだ。しかし毎月、谷口容疑者が使う接待費が300万とも600万とも言われている。それだけの営業規模の会社だったんだろうか。

彼の主な業務は、自社はむろん、自社がコンサル業務の提携を結んだ企業のために、予算執行や事業発注の権限を持つ官庁の幹部に深く取り入るのが仕事だったようだ。

結果、文部科学省やその関連団体が発注する業務を官庁人脈を生かして調査。自社の営業はもちろん、自社との契約企業が受注し易いよう、省庁の幹部と繋げたりして、受注が有利に働くよう動いていたのではないか。このため接待費も自社との契約会社につけ回ししたものも、あったようだ。


谷口容疑者と官僚は政治家が仲介?


これまでに文科省のほか厚生労働省や経済産業省などの幹部の名を31人も記したリストも見つかった。簡単に官僚と接近しメシまでできたのは、国会議員の政策顧問の名刺が役立ったのは間違いないと関係者は話している。

恐らく純粋培養された文科官僚などは、この手のブローカーの手管にかかったらイチコロだったと推察する。

こうしたコンサルを名乗る連中は、何も中央官庁だけでなく、地方含めあらゆる役所の周辺にも出没する。最初の紹介者は大かた政治家だ。だから免疫のない役人は安心して受け入れてしまう。

文部科学省汚職にも、谷口容疑者を官僚に紹介した政治家の名前も取り沙汰されているが、この際、徹底的にウミを出すべきだ。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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