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いろいろあったけど石原兄弟がもういないのは、喪失感がある

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『石原慎太郎さん、裕次郎さんと再会してください』





石原慎太郎さんについては好き嫌いがはっきりしている。環境庁長官時代の水俣病被害者への暴言や、東日本大震災の際の暴言は許し難いものがあった。

また私は子どもだったので記憶はないが、右派文化人でありながら、皇室への距離を置いた発言も、話題を呼んだ。
しかしあの時代、ある意味、度胸のある人だったのだろう。

しかし私は石原裕次郎さんが好き過ぎるので、慎太郎さんへの怒りもあまり尾を引かない。心の中で"まぁ、裕次郎さんに免じて…"となってしまうのだ。

しかしこうした暴言の数々は別にして、東京都知事としてのリーダーシップは突出していた。
ジーゼル車の都内乗り入れを禁止したり、羽田空港の国際化などに取り組んだ。

民主党政権下の2012年4月には尖閣諸島(沖縄県石垣市)を都として購入する方針を打ち出し、政府が同年9月に尖閣国有化に踏み切る契機となった。

とにかく今の小池女史など器的、力量的に比べるべくもない。恐らく今、慎太郎都知事ならコロナに対し極めつけの施策を打ち出したに違いない。

その昔、昭和38年だから東京オリンピックの前年だ。徳島ロケの際、兄弟で阿波踊りを楽しんだということが、当時、週刊誌のグラビアを飾った。
凄い騒ぎだっただろうなと推察される。


最後は橋下徹さんに入れ込んでしまったのだろうか。新党騒ぎなど起こさずに、都知事を全うして欲しかった。
89才、膵臓癌とのこと。裕次郎さんと再会してください。
カッコいい兄弟だった。

もりもとなおき

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morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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