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かつてのスター選手を簡単に放出する人的補償の残酷さ。巨人長野まで

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何か割り切れないFAにおける人的補償

プロ野球で、FAで移籍した選手の見返りに相手チームから選手を獲得することを人的補償というらしい。トレードとは全く違うかたちで、貴重な戦力を失ったアナを埋めるための制度だ。
要求される球団は28人のプロテクト選手を決め、人的補償はそれ以外の選手。
峠を過ぎたとはいえかつての大エース内海はともかく、つい2〜3年前まで巨人の主砲だった長野をなぜプロテクトから外していたのか、ファンでなくとも巨人のやり方に大いに疑問を感じるが…

 

長野と内海!巨人の大スターじゃないか!

この度、巨人はFA宣言していた広島の4番丸佳浩外野手(29)と、西武のキャッチャー炭谷銀仁朗捕手(31)を多額の移籍金を支払うことで獲得した。

しかし当然、両チームから人的補償を要求されることは予想されていた。
その結果、広島はかつての4番長野久義外野手(34)を、西武はかつてのエースだった内海哲也(36)を巨人に指名した。

 

そしてこの度、2人が移籍することが正式に決まったことが、巨人ファンに波紋を広げている。

長野は06年のドラフト会議で日本ハムに指名されたが、巨人入りを熱望して、社会人のホンダ入り。
さらに2年後の同会議でもロッテから指名されたが、再び入団を拒否するほど巨人に恋い焦がれていたからだ。

そして思いが叶い、09年のドラフト1位で巨人に入団し、新人王を獲得。11年には首位打者に輝くなど、強打の外野手としてチームをけん引してきた。

昨季は初めて規定打席に届かなかったが、それでも116試合に出場し、打率2割9分、13本塁打、52打点の成績を残していた。
内海は通算133勝101敗で最多勝を2度獲得している。今季は5勝5敗に終わった。

 

選手育てたファンの気持ちはどうなんだ

今回の巨人の補強を見て感じたのは、それがプロなのか?という疑問だ。
日本のプロ野球はフランチャイズ制をとっており、地元ファンにチームが愛され、選手が愛され育てられ成り立っている。

今回も巨人はカネに物を言わせて確かに素晴らしい選手をとった。
しかし何か釈然としない。長い間、巨人の大スターだった長野や内海を愛したファンの気持ちはどうなんだ。一番大切なところをないがしろにしてはいないか…

もちろん、巨人だけを責めるわけじゃないが、他チームと地元ファンが立派に成長させたスター選手を、カネの力でいとも簡単に取り上げる姿勢はどうだろう。

FAというシステムがあり、それを多くの選手が望んでいる以上、仕方ないのかもしれないが、野球ファンとしては割り切れない。
願わくば、長野の内海には丸や炭谷より大活躍して欲しい。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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