ここまで変節するなら自分だったら政治家はやめる。週刊文春に『ここまで汚れて…』と言われながら、細野豪志が目指すものって、なんだろう。

政権ヨイショの姿勢は、だれも褒めてはくれないゾ
日本学術会議の問題では何を思ったかSNSで元民主党仲間、長島昭久氏とともにフェイク情報を発信、それをまたフジTVの平井文夫氏がやってしまって大炎上した。
フジテレビは釈明謝罪したが、ネタ元はこの2人であることが分かり、謝罪するハメに。
菅首相を援護射撃したつもりなんだろうが、そこまで落ちたかの声は上がった。本来、以前の細野なら厳しく菅首相を批判したはずだ。
旧民主党。そして将来を嘱望された自他ともに認めるホープだった。
総理目指せたカッコいい政治家、女優とのスキャンダルも
細野はカッコ良かった。京大法学部卒。地元は滋賀県なのに、民主党の公募候補として、縁の無い静岡県の選挙区から初出馬。あっさり当選してしまったから、本人の努力はもちろん相当、魅力があったんだろう。
有名美人女優と京都を不倫旅行し、路上でキスをしているところを写真週刊誌に激写された。
またそれがカッコ良く、スキャンダルでありながら細野豪志を全国区にしてしまった。
その後、民主党政権では若くして内閣府特命担当大臣、環境大臣、党幹事長なども務めたから、非自民勢力で有数の大物だ。小沢一郎側近の時もあった。
当然、非自民勢力が政権に復帰できたら総理に手が届くくらいまできていたと思う。あまりにもったいない。惜しい。
お池(小池)にはまったのが、間違いの元だった
どこでどう間違ってしまったのか。希望の党騒ぎで完全に彼は方向性を見失ったような気がする。
"お池(小池)にはまってさ〜大変♫"
と、希望の党に行ってしまった旧民主党の幹部連中は揶揄されたが、まさに細野もそうだった。
民主党や民進党時代はあんなに厳しく自民党の政治を批判してきたのに。
そしてその細野が今や一番、自民党の古い体質を持つ二階派に身を寄せている。まだ党員になれてはいないが、当然、今や身も心も自民党だ。

選挙は無所属で自民党現職と戦い、勝てば自民党入りだろう。しかし自民党代議士となって、あの日の輝きを果たして取り戻すことができるのか。
もりもとなおき