この夏は『特別な夏』〜小池百合子主演
小池さんに言われるまでもなくみんなこんな夏はかつてなかった。特別だと思う。新幹線の予約がわずか20%というから、多くの人が帰省を控えるようだ。
お盆〜帰省〜墓参りは日本の消してはいけない美しき伝統だ。両親や祖父母、先祖の霊に手を合わせることにとても深い意味がある。
ただでさえ若者はこうした意識が薄れている昨今、またコロナのためにさらに先祖を敬う心が薄れていくことにはならないか。心配だ。

行きたい所に行けず、会いたい人にも会えず
これまでの人生でこれだけモチベーションの上がらない毎日はない。
行きたいところに自由に行けない。会いたい人にも気安く会えないのだ。
何かの調査で帰省を控えると答えた人は80%に及んだ。この数字を見ると新幹線の予約率が20%というのと、合致する。
しかしながら官房長官の菅氏は相変わらずGo Toトラベルキャンペーンを凍結せず旗を振り続けている。
それでも当初、菅氏に追従しGo Toに賛同していた地元で子分の黒岩神奈川県知事が、お盆の帰省を控えるよう呼びかけ出した。お粗末極まりない。

沖縄の感染爆発の一因はGoToの影響も懸念される
沖縄の感染爆発はGo Toスタート時の4連休も原因のひとつといわれている。あの島で連日、100人の感染者が出るのはとんでもない事態だろう。
コロナだけは普通の風邪のように『2〜3日家でおとなしく』という訳にはいかない。陽性反応が出たら陰性になるまで当然、基本は病院で過ごすのだ。
既に沖縄はコロナ用ベッドは定員を大きく超えている。
実は一昨年、夫婦で沖縄を訪ねたが、その時、これから2〜3年にいっぺんは沖縄へ行こうと決めた。
ウイルスを拡散しないための『特別な夏』だ
当然、ことしは検討の余地もなかったが、お盆休みの連休、沖縄への多くの航空チケットの予約が入っているのに、驚いた。
今、沖縄に来てもらっても面白くないと、地元の人たちは口々に言っている。どうかウイルスを沖縄へ持ち込むのはやめて欲しい。
小池百合子の言う通りではある。
もりもとなおき