酷暑の中の着ぐるみでの仕事は、まさに地獄では
聞いただけで涙が出てきた。この灼熱の暑さの中、着ぐるみでの激しい活動をしなきゃならない仕事は想像を絶する。
夏が今ほど厳しくなかった何十年も前だって、真夏の着ぐるみのアルバイトは地獄だった。
真夏の大型量販店に設営された舞台に、着ぐるみを着て立った経験があるものとして、このニュースはたまらない気持ちになる。
みんな着ぐるみはかわいいし、おどけた感じで動くから、中の苦しさは想像できないと思う。
テーマパークなどを訪れるお客さんはそれでも構わないが、せめて雇い主は彼ら彼女たちの苦しさを十二分に理解し、それなりに対応できる着ぐるみを使用すべきだ。
それができないなら真夏の着ぐるみショーはやめた方がいい。
ひらパーで着ぐるみ男性が死亡したのは熱中症だった
28日午後8時すぎ、大阪枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で、キャラクターの着ぐるみを着てショーの練習をしていた男性の意識がなくなり、病院に運ばれたがその後死亡した。
男性は同園のアルバイト(28)で、閉園したあと着ぐるみを着て25分間、ショーの練習をしたが、終えて控え室に戻ったあとに意識を失ったという。
警察は山口さんが熱中症で死亡したとみて、詳しいいきさつを調べている。
男性は日中は園内で25分、着ぐるみを着て歩き、子どもたちと触れ合っていた。

全国の遊園地で使用する着ぐるみの改善を求めたい
ディズニーランドはじめ全国の遊園地は、マスコットキャラクター抜きに運営はあり得ない。というよりも子どもたちは憧れの着ぐるみキャラクターに会いに来る。
今回の事故は太陽が照りつける昼間じゃなく、夜間の練習でも熱中症を引き起こした。夏はこの着ぐるみキャラクターの中に入る仕事は、まさに命がけだ。
内部に送風機のあるものや冷たい保冷剤を仕込むことのできる着ぐるみを、全国の全ての遊園地で研究、開発し採用すべきだろう。
中に入るアルバイトを死に直面させるようなことは、してはならない。
もりもと なおき