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その昔、小さな頃は皆んなに神様がいた

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『小さい頃、子どもたちには神様がいたのは本当だ』

ユーミンの荒井由実時代の歌で『やさしさに包まれたなら』という好きな歌がある。不二家エクレアのCMソングにもなった。

小さい頃は神様がいて/不思議に夢を叶えてくれた/優しい気持ちで目覚めた朝は/おとなになっても奇跡はおきる

ユーミンと同世代としてはこの歌を聴くとホントだなぁと、思う。今より遥かに貧しい時代だった。
でもモノはなくても日本人には心の豊かさがあった。小さい頃の夢も今、考えたらささやかなものだ。

"運動会で1等賞を取れますように"
"犬を飼いたい"
"通信簿で5がたくさんありますように"

こんなことを寝る前に願っていたら必ず実現した(1等賞が3等になることはあったが…)。私も含めその時代の子どもたちには間違いなく神様がいたんだと思う。

以前、外国に行った時、ガイドが『この都市はちょうど日本の昭和30年代頃の生活水準です』と説明した時のことだ。
ひとりが『まだそんなに貧しいのか。かわいそうに』と。しかし私が『われわれがまだ小さかった昭和30年代、今よりずっと幸せだったことないかな?』と言ったら、一同『確かに!』と、納得してくれた。
幸せはカネやモノじゃないのだ。

ユーミンのこの唄から半世紀近くが経った。日本の子どもたちの貧困は深刻で、先進国といわれるOECD加盟38か国の間ではほとんど最下位グループに低迷している。

さらに激増している親による子の虐待、殺害。ユーミンの歌にあるような幸せを今の子どもたちは感じてくれているだろうか。

18才未満に一律10万円を配るだけでこの国の子どもの貧困を解消したり、心の豊かさを取り戻すことはできない。何故、政治家はそれが分からないのか…

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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