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なぜ?全く減らないオレオレ詐欺。背後にシノギに苦労する暴力団の影

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これだけ注意喚起しても減らない犯罪


あらゆる犯罪でこれだけ警察、行政はじめ民間防犯組織、金融機関などが注意を喚起している犯罪はないだろう。にも関わらず一向に減るどころか増えているのがオレオレ詐欺や振り込み詐欺と言われる「特殊詐欺」だ。

騙したお年寄りらからカネを受け取る末端の"受け子"の逮捕は激増しているが、複雑な組織でなかなかトップまでたどりつかない。大半が暴力団組織が絡んでいると言われる。

暴対法以降、シノギの細くなった暴力団組織が、特殊詐欺に力を注いでいるのが見て取れる。だから減らないのだろう。

犯行には少年を利用する


この受け子は圧倒的に少年が多い。全国では2015年415人、2016年360人、2017年480人もの受け子の少年が検挙されている。しかし今年は6月までの上半期だけで369人を検挙、物凄いハイペースとなっている。

遊ぶカネ欲しさに関わったものの、暴力団組員らに脅され、恐怖で抜けられなくなったケースが大半。

金融機関前で注意を呼びかける徳島県警

以前、徳島県警が摘発した振り込め詐欺グループ幹部の男らが、グループを抜けようとした千葉県船橋市の男ら4人を仲間と監禁、暴行して殺害、遺体を遺棄した事件の摘発もあった。4人殺害には17人もが絡んでいた。

注意喚起と組織ぐるみの摘発しかない


受け子の摘発は減らないから、被害も減らない。昨年1年間に全国の警察が認知したこの特殊詐欺の被害は1万8201件(前年比28・6%増)で7年連続の増加。2010年以降で最多となった。被害額は約390億3千万円(前年比4・3%減)で3年連続の減少はしたが、1回当たりの被害額が少ない架空請求が増えたのが主な要因。被害者は65才以上が70%を占めた。

手口はオレオレ詐欺が8475件で最多。続いて架空請求詐欺が5754件、還付金詐欺3137件で全体の95%を占めた。

やはり事件を防ぐのはこれまで以上にお年寄りらに注意を喚起することしかない。そして実行行為者となる少年らが、安易にこうした犯罪に手を染めないよう監視し、暴力団との関係を断ち切るのも大切だ。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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