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へっちゃらで癌治療をしてきたように見えてもホントは小心な私です

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昨年春、手術もできない末期癌の宣告を受け、『もうしょーがねーな』と死を受け入れた時は、自分でも驚くほど腹が座っていた(俺って男らしいよなと)


しかしおかしなものだ。
その後、徳島大学病院での抗がん剤治療が劇的に効果をあげ"完全奏効"となり、いったん胃も肝臓からも全ての癌が消失すると、

今度は…
『今に耐性ができた井上尚弥みたいな強い癌細胞が登場し、あっという間に再発、KOされるかも…』
と、最近は腹が座ってるどころか、各種検査のたびに変にビビり出した、気の小さな自分がいる。

先々月も内視鏡検査をしたら、綺麗になっていたはずの胃の癌があった部分に怪しい影があるじゃないか。

"再発した可能性もあります"と、クールに言うドクターの所見に『うん。消失してからだいぶ経ったものねぇ』と、全く動じないふりで余裕をかましたが、内心、ドキドキ。
久々に金○マさえキュっとなる気の小ささだったのだ。

"もしそうだったら直ぐに対処しますから"との力強い主治医のことばに、細胞の生検、PET-CT、MRIと畳みかけるようにやってもらったが、全てシロ。
(腹の中で都の西北の大合唱の中、ガッツポーズしながらも)『ああ、そうなんですか』と、特に心配もしてなかったように平静を装い、余裕をかましてみた。

そしてだ。
『やはり気になるから、年内にもう一度、その部分を見てみたい』との徳大のドクターXこと高須千絵先生の勧めで昨日、もう一度内視鏡を。

先生の『気になるから…』のことばにまたしてもドキドキだったが…
おお!怪しい影はすでになくなっていた。

再発してたら楽しい年末年始が…とか、『今度こそあかんな』と、この一週間、胃が悪くなるほど憂鬱だった。
ドクターたちのおかげでとりあえずは憂いなく新年を迎えられそうです。

癌など屁とも思わない大きな男になりたい!と、つくづく思う(汗)

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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