いよいよ明日、緊急事態宣言が発令される。都道府県知事により営業停止を求められる業種や店舗もある。基本は外出の自粛だが、それより強い指示という形になる。とにかく不要不急の外出を避け、人と接触しないことが一番、大切だろう。

3連休の緩みが感染者急増に
ここ数日、東京の感染者が増えたのは、3月20日からの3連休で、都民の自粛の気持ちがやや緩んだからだろうと言われている。確かにその前の週の土日はガランとしていた東京の各地に、たくさんの人出が戻っていた。
これを見てもやはり外出を控える以外にコロナウイルスに感染する予防法はないようだ。

このことを裏付けるように、医師会独自で緊急事態宣言を出すことを計画していた東京都医師会尾崎治夫会長がSNSに投稿した『お願い』は、ひじょうに説得力がある。
「もしも6週間みんなで頑張れたら」と尾崎会長
つまり、
『新型コロナウィルス感染症に、もしも今この瞬間から、東京で誰一人も新しく感染しなかったら、2週間後には、ほとんど新しい患者さんは増えなくなり、その2週間後には、ほとんどの患者さんが治っていて、その2週間後には、街にウィルスを持った患者さんがいなくなります。』
だから今から6週間、皆さんが誰からもうつされないように頑張れば、東京は大きく変わります。
と、尾崎会長は訴える。
もちろんこんな簡単、単純にはいかないが、やはりコロナウイルスに感染しないためには人にうつさない、人からうつされないーことしかない。
クラスターに巻き込まれてしまったり、院内感染したりと不可抗力はあるが、とにかく人とできるだけ接触しないことが最大の感染防止だ。
自己判断ができる自由な日本だからこそ
尾崎会長は外出の自粛については『これまでみんなで頑張ってきました。でもなかなか患者さんの数が減ってきません。多分それは日本が自由で、それぞれの判断に任されているためだからと思います』と。
そして『自由は日本のいいところだと思っていますが、このままでは自粛どころではなく、都市閉鎖(ロックダウン)やら、本当に窮屈になってしまうこともないとは言えません』とも、訴えている。
とにかく不要不急の外出を避けるしかない。
もりもと なおき