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もう一度『日本スゴい!』と言えるようになるんだろうか⁈

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東京五輪で自信をつけた日本と日本人

私たちが小学生の頃は、日本はまだそんなに豊かじゃなかった。『名犬ラッシー』や『奥様は魔女』、『うちのパパは世界一』、エンパイアステートビルをひとっ飛びするスーパーマンを見て、テレビで見る豊かなアメリカやアメリカの家庭生活は憧れだった。

そして1964年、東京オリンピックを目標にした都市づくりと、東京オリンピックの大成功。僕ら子どもも含め、多くの日本人が日本の成長力、技術力だけでなく日本人の真面目さ、几帳面さに大きな自信を持つようになった。

だから4年後のメキシコオリンピックでは、開会式が終わったのにまだバレー会場のラインを塗っているなどというニュースを見て、『ラテン系の人って、のんびりしてるな。』などと、変に日本人であることに優越感を持ってしまったものだ。

ガタガタ崩れる日本の戦後システム。
サムライも姿消し

そんな日本人としての自負を感じながら生きてきたが、ここ7〜8年、ガタガタと音を立てて崩れ出す出来事が起こる度に、いつまでも『日本スゴい!』と言う訳にはいかなくなってきた。

決定的なのが東京電力福島第一原発の未曾有の事故だ。世界に誇るべき日本のテクノロジーの粋を極めていると信じていた原発が、いとも簡単に破壊され、大惨事を引き起こし今、生きている人がずっと放射の被害、恐怖にさらされることになるとは、夢にも思わなかった。

そしてその最高責任者が『僕、関係ない』とばかりに責任を回避する情けない態度を裁判で見て、サムライはいないのかと、ため息しか出なかった。

まさか日本企業がデータの偽装、改ざんまでも

正直で正確が誇りだった日本の技術力。絶対にしてはいけない耐震偽装まで、平気でやる会社が現れた。

メキシコオリンピックのライン塗りではないが、先日はオリンピックのテニス会場の工事がいつの間にかストップしている。知らないうちに施工業者が倒産していた。

ひとり当たりのGDPは今や世界25位

日本がもはや全然、凄くないのは、子どもの貧困率が先進国の中ではトップクラスという悲しい現実だ。
国のGDPは何とか世界3位だが、まさかの中国に大きく引き離されている。
さらに国民ひとりあたりのGDPが世界25位と言われたら、何でもアメリカに次いで世界第2位と思っていたわれら世代は衝撃以外のなにものでもない。

今、日本は小手先の経済改革や制度改革では立ち直ることができないところまで来ていることを、欧米の専門家たちも指摘し始めた。その根拠として世界一と言われる少子高齢化問題が横たわる。難局はずっと続くが、誇りだけは失わずに皆んなが愚直に頑張っていくしかない。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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