あっというまに人混みが以前の状態に戻った新宿歌舞伎町。新型コロナウイルスに感染した歌舞伎町のホストがテレビのインタビューで、『歌舞伎町には恐らくめちゃくちゃ感染者がいます。一旦、街全体を封鎖した方が絶対、いいと思う』と、答えていたのには驚いた。

ホストクラブは感染する条件が揃っているようだ
このホストは自分が感染するまでコロナはほとんど意識もしなかったらしい。どうも歌舞伎町で働く若者は、そんなノリが多いようだ。東京アラートなどと言われても何の意識もしていないのかもしれない。
緊急事態宣言が解除された後、ホストクラブでのコロナ感染が広がっている。
件のホスト君の話しでは、感染する条件はかなりそろっているようだ。
店内は換気の悪い密室。もちろん仕事中はマスクはしない。ソーシャルディスタンスどころか、女性客にはべったりの濃厚接触。
音楽にかき消されないよう声もデカいから、大声で話しをし、飛沫を拡散する。高級シャンパンを入れてもらったら、客と回し飲みまでするらしい。
店内で誰かひとりでも無症状感染者がいたら、これでは感染なしに店を出るのは難しいだろう。
ホストクラブの客がまた他の人に感染をさせる悪循環
ホストクラブの客は風俗の女の子が結構、多いようだ。彼女たちが感染すれば濃厚接触となる彼女たちの客はかなり感染のリスクは高い。
そしてウイルスが家庭や会社に運ばれるのかもしれない。
もちろん、ホストクラブに限らない。キャバクラやラウンジもホストクラブと同じような環境となる。
先日、客と女の子が対面で座る場合、飛沫を防ぐため、テーブルの真ん中を透明なアクリル板で仕切って営業する店の紹介をしていた。
安心ではあるがやはり接客商売。これで集客するのはかなりキツいなと、感じた。
『守れない』という若者も新しい生活様式の徹底を
先日もコロナについてのある調査で、マスク着用、三密回避、ソーシャルディスタンスの確保という新しい生活様式の実践について、10代、20代の若者の意識は極めて低かった。
コロナにうつらない、うつさないと、いつまで教えなければならないのか。歌舞伎町にはマスクを着用しない若者が増えているという。
もりもとなおき