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アグネスの自由のために声を。SNSでの発信だって価値はある

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国家が自由を奪い言論を封じるということ

香港の著名な民主活動家、黄之鋒氏と周庭氏に禁錮刑が言い渡された。
刑務所へ向かう周庭・アグネスの乗せられた護送車を何百人もの香港の若者が走って全力で追いかけた。

『頑張って!』『皆んな一緒だよ!』と、口々に叫びながら。

恐らく車内のアグネスは仲間の声に励まされ、泣いただろう。

国家が若者の自由を暴力で奪うとはこ
ういうことなんだ。これが民主主義のない国家の現実なんだと、どれだけの人が思っただろう。

そしてか弱いひとりの女の子の自由さえ、こうして全力で奪い去る言論の自由のない社会への嫌悪感。

親日家アグネスと日本を遮断するための実刑だ

アグネスは日本が大好きだ。ジャニーズや乃木坂46の芸能界や日本の若者文化にも詳しい。

日本への香港からの発信力は間違いなくアグネスが香港一だろう。このアグネスを自由にさせておくこと、自由に発言させることは中国・香港政府にとって極めて、都合が悪いのだ。

中国政府は日本びいきのアグネスを不当に刑務所に入れ、とりあえずわれわれ日本人との心の交流を遮断したことを、われわれ日本人は忘れてはならないのだ。

今回のアグネスへの不当な禁錮10月は、中国政府のそうした思惑があるのは間違いない。

収監前、アグネスのツイッターから

裁判官さえも中国政府の圧力にさらされる現実

禁錮10月の判決の翌日、12月4日はアグネスの誕生日だった。
誕生日を前にしてと、日本の友人、支援者に向けたツイートは
判決を控え緊張し、怖くなっていることを告白し、刑務所での生活に適応できるのかどうか心配していた。

今後、香港国家安全維持法違反でも起訴されれば、収監が長期化する可能性が高い。

香港では昨年6月に本格化した反政府デモで、これまでに1万人以上が逮捕され、暴動罪などで2000人以上が起訴されている。

その一連の公判が連日、行われる中、中国系香港紙が最近、“温情判決”を厳しく批判し、裁判官まで個人攻撃するキャンペーンを展開している。
裁判官さえも中国側の圧力にさらされ、公平な裁判が出来ないのが、香港の現状なのだ。

遠くなった日本だが今はもう一度行くことが夢と

アグネスは誕生日前、自身のツイッターにこうつぶやいた。『人生でもう一度、日本に行きたい。それが今の私の夢です』。

飛行機でほんの数時間。たくさん友人がいる日本にはこれまでは気軽に来ることができた。

それがアグネスには人生でもう一度でいいから…という夢になってしまった。

われわれにできること例えSNSでも、アグネスの自由のために発信することだ。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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