概ね(おおむね)配達完了でも、取り残された家庭続出
政府は6月15日をもって『アベノマスク』の配布を『概ね完了した』と、発表した。
しかしこのニュースを見てネットではうちはまだこないとの声が昨日から溢れている。
私の知人だけでもかなりいる感じだから、実際、どれだけなのか?徳島市内でもまだの声があるから、いったい『概ね』ってどれだけの配布状況なのか。
田舎だから、都会だからというのはどうもなさそうだ。
東京都心の池袋界隈やベッドタウン千葉県市川市でも、滑り込みで着いた話しを聞き驚いたくらいだ。ポツンと一軒家などはちゃんと届いたんだろうか。
すでに巷でマスクが溢れている今、アベノマスクの必要性はゼロだが、『うちだけこない』のは、疎外感があると思う。


愛用している
『概ね』には実に深い意味があったゾ
ところで概ねとは、いったいなん%以上に使うことばなんだろうか。調べたところどうも数字的には決まっておらず、使う人の感覚に委ねられているようだ。
結局、遅れている仕事の進捗状況を会社なら顧客、サラリーマンなら上司に尋ねられた場合、『すみません。概ね完了しているんですが、もうちょっとです』などと使うのでは?
あと特定商品について消費者から少々、苦情があった場合などは『評判は概ね良好なんですが…』など、不評を隠す時にも便利なことばだ。
まさに『概ね』のことばどうりだったアベノマスク配布
アベノマスクは当初から発想自体に批判もあった。そして発注そのものが疑惑を呼んだり、不潔なマスクが大量に見つかったりもした。
概ねのことばの意味を探ってみると、やはり政府の言う『概ね』の意味は概ねこういうことなんだろう。

配達は郵便局のいつも配達してくれる配達員さんだから、家を飛ばしたりはしない。基地局に届いていたら確実に配達してくれるはずだ。
最後の最後はいつになるんだろうか。これがまた興味津々だ。
もりもとなおき