皆さんが気になる全国民を対象にした現金10万円給付状況、そして今や届いたことがほとんどギャグになっているアベノマスクの配布状況はどうなっているのだろうか。

自治体の行政能力を露呈した10万円給付の早さ、遅さ
10万円については総務省が8日、全国の給付状況をまとめたが、3日現在で給付済みはたったの21.4%という少なさだった。
世帯では対象となる5853万世帯のうち、約1250万世帯に届いたようだ。
もちろん、全国の市町村が作業を委託されており、すでに完了したところも。
ネット申請でつまずいた自治体も多い。またマイナンバーカードの申請で大混乱している自治体も。当初の予定より相当、遅れており、自治体によってはまだほとんど給付できてないところもある。
人口が多い、少ないはもちろん影響するが、自治体の行政力をこんなことで図らずも露呈したようだ。

アベノマスク、依然、配達中!6月15までには…
さてアベノマスクは世間がマスク不足の4月初旬、安倍首相が『一軒に2枚のガーゼマスクを配布する!』と、高らかに打ち出した。
この時から首を傾げる声ばかりだったが、待てど暮らせど欲しい時に全く届かない。届き始めた頃にはマスク不足も解消し、ドラッグストアやコンビニにまでも普通に並び出した。
当初はカビが生えていたり小さな虫が湧いていたものが大量に見つかり、不潔さが問題に。このためスタートからいきなり配布が休止されたことが、大幅な遅配に繋がった。

466億円という巨額な予算に加え、発注の不透明さ。首相を揶揄して皆んなが言い出した『アベノマスク』は、普通の名称になったようだ。国会議員でも安倍さん以外は誰かしているか?
気になる配布状況だが、6月8日時点でやっと77%。6月15日までには概ね完了するという。概ねって…もはやギャグにもならない。
もりもとなおき