イニエスタはなぜ神戸に?
ヴィッセル神戸にくるイニエスタってそんな凄い選手なの?どうしてFCバルセロナを離れるの?もう選手としては下り坂ではないの?
そして何と神戸と3年契約で32億円!年俸10億円!大手の企業でも経常利益を3年連続10億も出せる企業は、そうそう無い。
契約するイニエスタ選手と三木谷社長
Jリーガーの平均年俸は2661万円。短い選手寿命を考えたら決して高くない。イニエスタの分を分配してやったらいいのに…と思った人も多いのでは。
こう考えてしまうのは、スポーツビジネスが分かっていない人。
しかしヴィッセル神戸オーナーの、楽天三木谷社長のスポーツビジネス戦略を知るにつけ、なるほどなぁと。改めて三木谷社長のスケールの大きさに、驚く。
世界の楽天にするための投資
楽天はメイン事業は言わずと知れたグローバルに展開する通販サイトの運営。知名度が上がれば上がるほど、世界中で利用者は増える。
通販サイトの世界は全ての国でamazonが圧勝している。
わが国もamazonがトップ。そして楽天が2位。
しかしこれはわが国だけであって、世界の中での楽天・Rakutenのシェアはまだまだ。
つまりヨーロッパで名高いFCバルセロナの、さらにエース選手を獲得するだけで、年俸に見合った企業収益が期待できるという訳だ。
神戸はすでにドイツFCケルンなどで活躍したルーカス・ポドルスキーという年俸64000万円の超有名な選手もいる。十分、検証済みだろう。
すでにパートナーシップ契約も
また楽天はFCバルセロナとパートナーシップ契約も結んでおり、その額はなんと年間65億円。
これらを見ても楽天の世界戦略が分かります。スポーツビジネスはデカい投資でもありますね。
すでに65億円でパートナーシップを
日本のサッカーにせよ野球にせよ、グローバルなビジネスと考えているのは、三木谷さんだけのような気がします。
東北楽天イーグルスの田中将大投手を、気前よく大リーガヤンキースに送り出したのも、こう考えると楽天がRakutenとしてアメリカで知名度をあげるのに、大いに役立ったのでは。
イニエスタのヴィッセル神戸加入は、楽天のみならず、日本のJリーグのイメージアップにも大いに貢献するのは間違いないでしょうね。
もりもと なおき