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インドを凌ぐ酷暑だと思う、今の日本列島。自衛することが大切だ

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これはサウナかと思ったインドの第一歩。バス、汽車に冷房なく


20数年前、半月ほどインドを取材旅行した。夜遅くボンベイ(現ムンバイ)に着いたが、飛行機を降りインドの初めての第一歩は、サウナに入った瞬間のような息苦しさを感じたのを覚えている。この時、気温は36だった。

しかしこの暑さは序の口。カンカン照りの炎天下、エアコンのないバスや汽車で広いインドを延べ何千キロ、移動した。恐らく車内は45度は軽くあっただろう。

恐れいったインドの暑さ。でも今の日本よりマシかも


この暑さ、働くことは無理と思ったインドの日常


ボンベイをスタートし、アグラやデリー、ベナレスなど10都市を巡ったが、最後のカルカッタにはびっくり。寒暖計は40度を少し超えていた。

私が取材で訪れたのはインドのカースト制度からさえも除外され、壮絶な差別を受けていたアウトカーストのスラムが中心。立ち寄り先はむろんエアコンなど一切なく、とても体力的に消耗する厳しい2週間の取材活動だった。

インドの印象は、一般大衆は勤勉ではないと思ったが、直ぐに当然だと思った。四季がなく、一年中こんな高温の中で、肉体労働や農業などできるはずはない。日中は木陰でじっとしている人が多かった。その時、インドの過酷な暑さに比べたら、日本の夏などどーってことないなと、思ったもんだが…


インドを超えた超過酷な日本の夏


昨日の埼玉県熊谷市はついに41.1度の国内最高を記録。奥多摩に近い東京青梅市まで40度を突破した。そして全国、35度を超えた地域は何百ヶ所にもなり、熱中症でバタバタ倒れている。

気温もさることながら、日本のこの湿度の高さもインドで味わったのと、全く変わらない。いや、ここ1週間は絶対にインド以上の不快な暑さに覆われている。むしろデリーやアグラなどは湿度も低く、今の日本より遥かに過ごし易かったかも。

当時のインドに比べ、日本はどこにでもエアコンがあるんだから、やはりこの暑さ、自衛することが大切だ。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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