これはかなり以外な数字だった。少なくとも70%くらいは一部テレワークやオンライン会議をしているのかと思っていたが、オンライン会議、テレワークを少しでも実践したビジネスマンは34%しかいなかった。

まだテレワークが一般化していない証明となった
3人に1人が多いのか少ないのか。やはりオンラインやテレワークが一般化していない中での、緊急避難的な対応だったのかもしれない。
新型コロナウイルスの感染拡大は、世界的にはまだ爆発状態が続いており、わが国も第二波や三波も予想されている。
企業はさらなる外出自粛に備え、テレワークへのシステム的な対応を急ぐべきだろう。
話題のオンライン飲み会もわずか22%しかいなかった
新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、政府や自治体、企業がテレワーク(在宅勤務)を奨励したことに、どれだけの人が対応したのかの調査。
実際にオンラインの会議やオンライン飲み会をしたかについて、会議をしたとの回答は34%と3人に1人にとどまった。
オンライン飲み会は「した」がわずか22%で、ネットで話題になったほどは流行っていないこともわかった。
オンライン会議については50代以下で4割以上が実際にやったと答えたが、世代によって二極化したようだ。朝夕のラッシュを回避するため、都市部で多かった。
一方、オンライン飲み会については20代の半数、30代の4割が体験したと答える一方、40代以上では経験者の割合が急激に下がった。
60代で経験した私など、時代を先取りできたのかもしれない。外出自粛の中、新しいコミュニケーションであることは実感した。
マスク着用など他人のコロナ対応が気になるは86%も
また自粛生活の中、他人の行動に対し口を挟む「自粛警察」の風潮も社会問題となった。
例えば人出の多い場所での他人のマスクの有無や行動については、「非常に気になる」が36%、「ある程度、気になる」が50%もあり、大半の人が他人のコロナ対応に敏感になっていることをうかがわせた。

多くの人の様々な体験を、今後予想される第二波に備え生かすべきだろう。
もりもとなおき