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カミュの『ペスト』思い起こすコロナの脅威。恐ろしさ知るべき

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中世のペストは世界人口の22%を死滅させたことも


しばしば中世のヨーロッパを中心に猛威を振るい、町や村を死滅させた感染症にペストという病がある。人類の生活を変えた疫病として世界史の授業でも習ったことがある。

"黒死病"といかにも恐ろしい名前がつけられ、14世紀の大流行では当時の世界人口4億5千万人の22%に当たる1億人を死滅させたというから、史上最悪の感染症だ。

やっと19世紀末に日本の北里柴三郎が原因菌を発見、有効な感染防止が可能となり、以降それほど恐ろしい病気ではなくなったが、それでもまだ完全になくなってはいない。

カミュの小説『ペスト』の怖さ思い起こす都市封鎖

そしてこの度、小池百合子都知事の口からロックダウン、いわゆる都市封鎖ということばを聞き、アルベール・カミュの『ペスト』という小説を思い起こした人も多いようだ。

私も大学1年生の時、カミュの小説を集中的に読み漁った時期があったので、今、日増しにカミュの『ペスト』の世界と、新型コロナウイルスの脅威がオーバーラップし、怖くなっている。

小説は不条理がテーマ。ペストに人々が力を合わせ立ち向かう

カミュの『ペスト』。簡単にあらすじを言うと、物語はフランスの植民地である北アフリカアルジェリアのオラン市が舞台。その地をペストが襲い、苦境の中、団結する民衆たちを描いたもの。ペストで死んでしまう人々の無慈悲な運命と、人間との関係性が問題提起されている。

登場人物は医者、市民、よそ者、逃亡者さまざまだが、結局は全員が民衆を襲うペストの脅威に、助けあいながら立ち向かうーというもの。人間の不条理がテーマとなっている。

私が直ぐ思い出したように、アマゾンでも売れているようだ。なかなか重苦しいテーマではあるが、気になる人にはぜひ読んでいただきたい。

書店でも平積みとなっているカミュのペスト

コロナに立ち向かうために、恐ろしさを認識しよう

この小説で住んでいる人みんなでペストに立ち向かったように、今、世界を襲っている恐ろしい新型コロナウイルス。 

ペストが幾度となく流行した中世より医学は発達していても、私は未知のウイルスの恐ろしさは変わらないと思う。

カミュの『ペスト』のように、皆んなで力を合わせ立ち向かうしかない。そのためにも全ての人々が新型コロナウイルスの恐ろしさをもっと認識すべきだ。

もりもとなおき

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morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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