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カラダにいいことは皆無で、悪いことばかりした新人記者たち

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『カラダにいいこと、何かやってる⁈』

20代だからかなり昔だ。缶ジュースサンキストドリンクのCMで、アイドルだった郷ひろみがサッカーボールをゴールに蹴り込んだあと、右手に持ったその缶ジュースをグッと突き出し、『カラダにいいこと、何かやってる?』というのがあった。

このCMをマネて当時、県警記者クラブの若手だったわれわれは『カラダに気持ちいいこと、何かやってる』と、顔を見たら言いあったものだ。

何故かというとどの新聞社、放送局も、当時の僕らはカラダに良いことをする環境には、とてもじゃないけど無かった。
食事は不規則、店屋物ばかりだから栄養は偏る。良質な睡眠なんて夢のまた夢。朝方寝て朝起きてそのまま仕事だ。
原稿を出してもデスクや部長、支局長にグチグチとご指導いただき、ストレスのデパートだった。
カラダに悪いことばかりだった。

それなら仕事が終わったら直ぐ帰って寝たらいいのに、皆んなかなりストレスが溜まってるからクールダウンが必要だった。深夜11時、12時から歓楽街に出動するのが常だったのだ。

だから郷ひろみがノー天気に『カラダにいいこと、何か…』などと言うと、『する訳ねーだろ』と。

しかしどこの社の新人だったか、誰かが『カラダに気持ちいいことなら、たまにやってます』とポツリと。
彼はソープランドが好きなヤツだったので、なるほどとなった。支局長に怒られたり、仕事で失敗するとソープに癒されに行くんだ、と言っていた。

以来、しばらくは『カラダに気持ちいいこと何かやってる』が、毎日、県警本部で顔を会わした際の、お約束の挨拶となった。

みんなもう古希に近いけど、どうしてるんだろう。私が把握してるだけで私も含めがん患者は4人もいる(汗

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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