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クラスター発生の徳島大学生への嫌がらせ、差別とは情けない

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先日、徳島大学で新型コロナウイルスのクラスターが発生したことを受け、徳島大学の野地澄晴学長らが会見した。なんでも今回の一件で、大学や学生たちへの誹謗中傷や偏見、差別が起こっているようだ。いい加減にやめておけといいたい。

バイト先をから徳島大生は来るなと言われるケースも

総合科学部の学生たち800人にネットでアンケートを取ったところ、200人が回答した。
それによると『アルバイト先から"来なくていい"と言われた』『飲食店で徳大生だと分かると、入店を断られた』など、差別を受けたとの回答が20数件もあった。

また大学へも『学生をバイトに行かせるな』『自分の子が入居するアパートには感染した学生はいないのか』などの電話もあったという。

クラスター出た大学への誹謗中傷は以前も社会問題化した

以前、京都産業大学でクラスターが発生、大きなニュースになった時は、大学や学生に対し、壮絶な嫌がらせ、バッシングがあったことが社会問題化した。
今回の徳島大学の会見を聞き、まだそんなことが…との思いだ。

全国地方の県庁所在地に昔からある国立大学は、地域との結びつきは強い。地元も学生を大事にしてきた。

徳島でも徳島大学近くの飲食店やスーパー、コンビニは彼らの生活には切ってもきれない存在だ。そして若い彼らの生活は街の活性化にも繋がり、お互い様なのだ。

ノーベル物理学賞中村修二さんが学んだ徳島大学は地元の大切な存在

私などは医歯薬系学部を除く理工学部、総合科学部、大学院のある常三島キャンパスの地元に住む。

ここで学んだカリフォルニア大学教授中村修二さんが、青色発光ダイオードでノーベル物理学賞に輝いたことは有名だ。町内は毎日、たくさんの学生や院生たちが行き交い、私の自宅周辺にも多くの学生たちが住んでいる。

それだけに今回のクラスターには心痛めたし、学生たちが心配だった。感染者全員が一人暮らしだったようだから、離れている親御さんは心配しているだろうなとも。

徳島大学の学生たちは本当に真面目すぎるくらい真面目だ。今回の一件でも感染と、コロナ禍が引き起こした様々な出来事に、改めて怖さを再認識し、感染予防策を徹底して欲しい。

とにかく誹謗中傷や嫌がらせはやめて欲しい。徳島大学は徳島の中で大切な存在なのだ。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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