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クルーズ船の狭い客室での監禁状態と、忍び寄る新型ウイルスの恐怖

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みんなが憧れる贅沢な豪華客船の旅のはずだったが…


豪華大型客船で世界を旅することに憧れている人は多い。私の知人でも退職後、退職金をはたき2人で1000万円近くの世界一周クルーズに参加した夫婦もいた。

何ヶ月間も船の中と聞くと、それだけで嫌になるが、そんなことはないらしい。
世界中の有名な港街に寄港し、下船して観光や食事を楽しむのが目的であり客船は移動手段。そして途中は大海に浮かぶ何もかも完備した船の上で、非日常を楽しむのが豪華客船の旅の醍醐味らしい。

しかしこれも寄港予定がきちんと決まっているから楽しいんであって、どの港にも入れない。下船もできないといったらどうだろう。

海の上、さらに狭苦しい客室に監禁状態となったら

そして船内には未知の病のウイルスが。だからビジネスホテルより狭い船室から出るなと言われたら、それこそ精神的に参ってしまうだろう。
窓やベランダのある部屋ならまだしも、内側や船底に近い部屋は窓さえもないのだ。


ほとんど近未来小説みたいになってきた。どこの国のどの港にも寄港できない大型クルーズ旅客船が今、何隻も漂流しているという話しを聞き、ゾッとした。

増え続ける感染者、乗客乗員はすでに限界だ

新型コロナウイルスの感染者が次々と増え続け、横浜港に停泊したままとなっているダイヤモンド・プリンセス号だが、コロナウイルスによる新型肺炎以外でも体調が悪化する乗客乗員が増えてきた。

客室に監禁状態で、豪華な施設にも立ち入れない


乗客乗員3711人のうちウイルス検査での陽性はすでに135人にも。しかし3000数百人が未検査で、まだまだ増えるかもしれない。

また全ての乗客は事実上の隔離状態。高齢者も多く医薬品や生活用品を求める声が上がっている。また客室内の清掃やシーツ替えもなく、衛生面でも限界にきているのでは。

新型コロナウイルス以外の病気も心配だ

贅沢な船の旅が、とんでもないことになっている。ウイルスの潜伏期間は2週間と言われる。しかし時間差で感染が続いていけば何千人規模の乗員乗客だ。いったいいつ収束するかは分からない。

高齢者も多く、新型コロナウイルスによる肺炎以外の疾病も心配されている。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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