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クルーズ船乗客長期隔離に、日本政府は人権侵害と米国二大紙が

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アメリカ人も多数乗客にいるダイヤモンド・プリンセス号で、新型コロナウイルス感染者が日増しに増えてきたことに、米国の二大高級紙、ワシントンポストとニューヨークタイムズも厳しく日本の対応を批判し始めた。

検査の4人に1人が感染という異常さの中、米国など自国民救出へ

乗客乗員の3分の1の1219人を検査した結果、なんと4人に1人以上にあたる355人が新型コロナういに感染していたことが判明。

こうした現実とメディアの批判も受け、アメリカはチャーター機を派遣し、自国民400人を"救出"することになった。香港、カナダもチャーター機派遣を決めた。

先の見えない対応の中、感染者が日増しに増加


3700人もの人たちをいつまで船の中に隔離しておくつもりだったんだろうか。いくら世界有数の豪華客船でも、自由を奪われたら刑務所と変わらない。

感染者が時間を置き、知らない間に次の人に、その新たな感染者がまた別の人にというキリのない堂々巡り。全員が感染者になるまで待つのかと、恐らく大半の乗客乗員は恐怖におののいているはずだ。

そして乗客乗員の3分のに2が外国人だ、このまま放置すれば必ず彼らの母国が騒ぎ出すし、日本政府に対応を迫る。

アメリカ二大新聞が『人権侵害』と日本政府批判

そう考えた矢先、アメリカを代表するクオリティの高い二紙が、日本を厳しい論調で批判し始めた。

両紙は日本政府の対応の遅さに対し『人権侵害だ』などと批判している。
13日付のワシントン・ポストは『日本政府が乗客に対してなぜもっと早く検査をし、下船させるための迅速な対応が取れなかったのか疑問が残る』と指摘。

さらに専門家の指摘として『乗客乗員は船にいる限り感染のリスクにさらされ続ける』『日本の検疫のやり方は人権侵害だ』と、厳しく批判した。

さらにニューヨーク・タイムズもクルーズ船内にいるカリフォルニア州の女性乗客が『冷静でいようと努めてきたが、難しくなりつつある。船に留め置かれていることで感染のリスクにさらされているようだ』という不安の声を掲載した。

米国内感染者わずか15人に対し、クルーズ船だけで40人

アメリカ国内では武漢からの帰国者など15人の感染者が確認されている。これに対し同クルーズ船だけでアメリカ人の感染者はすでに40人に上っている。

このクルーズ船の対応ひとつとっても、日本政府の新型コロナウイルスに対する対応は間違いなく国益を損ねている。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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