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コロナの戦いに勝った台湾がWHOから締め出しの理不尽

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新型コロナウイルスとの戦いで見事に勝利したのは台湾だ。世界が今、称賛している。しかしその台湾が現在、世界保健機関(WHO)から締め出されていると聞き、驚いている。もちろん中国との関係だ。

コロナウイルス対策で世界に支援できる台湾

このことについてコロナウイルスとの戦いに辣腕を振るった蔡英文(ツァイインウェン)総統は、米誌『タイム』に寄稿してこう言っている。
台湾がWHOや国連から不当に排除されていることを指摘したうえで、新型コロナウイルスの感染が広がる中、『台湾は世界を支援することができるのに』と。
コロナとの戦いに勝ったものとして、他国のコロナ対策に歯痒い思いなのかもしれない。

見事な蔡英文総統のリーダーシップで乗り切る

確かにコロナウイルスへの台湾・蔡英文総統のリーダーシップは見事だった。
ひと足早く、中国・武漢市で正体不明のから新型ウイルスが蔓延しているとの情報を入手し、直ぐに検疫強化している。これがなんと昨年12月のことだ。

そして疫病対策の指令センターを立ち上げ、台湾入りするすべての航空機の検査を義務付け。さらに中国本土、香港、マカオからのすべての航空機の乗り入れを規制した。
また併せて官民一体となりマスクなど防護具の増産に踏み切った総統の先見性は見事だ。マスク不足を瞬時に予測したのだろう。

蔡英文総統

死者わずか6人に抑える

結局、その迅速で先見性に富んだ積極的な介入策で感染拡大を抑え込み、これまで感染が確認されたのはわずかに393 人、死者は6人にとどまっている。新たな感染者はほぼゼロだ。

台湾こそWHOへ参加してもらうべき

この台湾がWHOから締め出されているというから驚く。もちろんこれは中国との対立が背景。それまではWHO総会にオブザーバー参加していたが、中国の横ヤリで2017年に参加を取り消された。

米国務省は台湾の新型コロナ対策の成功に言及し、元のようにWHOの総会にオブザーバーとして参加させることを求めている。日本も当然、後押しすべきだ。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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