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コロナウイルス培養器と化したクルーズ船への政府の責任の重大さ

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ダイヤモンド・プリンセス、諸外国が動き出しやっと新展開に


日毎、新型コロナウイルス感染者が100人近い単位で激増してきたクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗客乗員に対し、アメリカやオーストラリア、韓国などがチャーター機を日本に派遣し、救出に動き出した。

豪華客船そのものが、ウイルス培養器と化してしまっていた今、遅きに失したが、恐らく諸外国が動かず、アメリカワシントンポストなどが日本政府を批判しなければ、全員感染までいってしまったかもしれない。

下船が始まったダイヤモンド・プリンセス

英会社でも日本に寄港した以上、政府に重大な責任は当然

テレビでは田崎某などという政権の提灯持ちが、『イギリスの会社の船のことで日本が批判されるのはお門違い』などと信じれない発言をしていたが、こんな話しは国際社会では微塵も通じない。
横浜に寄港した限り、日本が責任を持って対処すべき問題だ。

とにかく、中国を除いた新型コロナウイルス感染者の過半数を、このクルーズ船の乗客乗員が占めてしまった現実。

もちろん今更だが、やはりいの一番に3700人全員のウイルス検査をしなかったことが最大の失敗だ。

直ぐ全員の検査をし、非感染者を下ろしていたら…

ちなみに一昨日は99人、昨日は88人と、連日多くの感染者が報告されているが、この感染者の大半は寄港した時点では感染していなかった乗客の可能性は高い。

当時すぐに全員の検査をし、非感染者を下船させていればこんな事態にはならなかったのは間違いない。
後手後手の政府対応が招いたもので、その責任は極めて大きい。

NHKのNW9で、感染が広がるクルーズ船の扱いについてインタビューに答えたイタリア人記者は「日本は一度決めたら引き返さない。そして間違っても反省しない」と。

今回のダイヤモンド・プリンセスでの失策は、世界の疾病史に記録されるような気がする。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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