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コロナ対策なければ国内40万人死亡の恐怖。当初の楽観論を悔やむ

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この恐ろしい数字をもっと早く出して欲しかった。 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、厚生労働省のクラスター(感染集団)対策班、西浦博北大教授は15日、外出自粛などの対策を全く取らなかった場合、重篤な患者が国内で約85万人、うち約半数の42万人程度が死亡する恐れがあるとの試算を明らかにした。

真ん中が西浦北大教授

驚愕の数字は重篤患者85万人、死者42万人

西浦教授らは1人の感染者が2.5人に感染させるという欧州並みの割合を想定して推計。その結果、国内で人工呼吸器が必要になるなどの重篤な患者は15~64歳で約20万人、65歳以上は約65万人になることがわかった。そして半数の42万人が死亡するとの恐ろしい試算だ。


もちろん試算は最悪の事態を想定したもの。対策が取られている現状には当てはまらないが、新型ウイルスの怖さを広く知ってもらうためにあえて公表したとしている。

政府は緊急事態を1か月程度で終えるため、人との接触を「最低7割、極力8割減らす」ことを目標に掲げているが、この根拠も西浦教授らが試算した。

米国はすでに2.5万人が死亡、致死率はインフルの10倍

新型コロナウイルスの感染症による死者はアメリカの2.5万人超えを最高に12万人を突破した(14日現在)

感染した場合、致死率は、インフルエンザの10倍という。イタリア、フランスでは現在の致死率が12〜13%となっている。

次々と棺が並ぶイタリアの惨状

まことしやかに流布されたコロナの楽観論

こんなに恐ろしい新型コロナウイルスだが、中国武漢で死者が相次いでいた時も、ワイドショーでは医者や専門家がまことしやかに

『いつものインフルエンザの方が恐ろしい』『風邪とあまり変わらない』『80%が風邪かな?と思うだけで知らないうち治る』

そして極めつけは『子どもや若者はかからない』など、なんの根拠もないことがテレビで公然と流布された。これでどれだけの国民が安心し、油断したことか。

コロナより五輪だった安倍、小池両氏

政治家はといえば安倍首相や小池都知事は、コロナよりも東京オリンピック開催のことで頭がいっぱいだったような気がする。

五輪組織委員会の森喜朗氏などは『マスクをせずに頑張る』とか、完全に頭大丈夫か?と思ったものだ。

五輪延期が正式に決まったた3月24日まで結局、政治が市民に対し新型コロナウイルスの危険性、怖さを喚起することはなかった。

もちろん、政府やメディアがこんな具合だから、ネットでも『コロナ、コロナと騒ぎ過ぎ』とか、今なら炎上するようなことをかなりまともな人たちが投稿、支持されていたのは、歯痒い思いがした。

悔やまれる当初の後手後手の対策

たら、ればはいまさら言っても仕方がないが、あの時専門家があんなデタラメを言わなかったら。
安倍首相らがオリンピックを最優先にしなかったら…と、悔やまれてならない。

そして緊急事態宣言もせめて噂になった4月1日に発令していたらと思う。この後わずか1週間でどれだけ感染が拡大したか。

もっとはやく安倍さんが『家で踊ろう』と言うべきだった


安倍さんらは70〜80%の人が外出を控えれば、1か月後には収束に向かうと言うが、自宅待機できるサラリーマンは一部上場企業などごく一部。大半が働かないと会社が潰れる、店が潰れる。
ここのところを解決できるのは政治しかないのだ。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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