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コロナ感染者は常に人口比率で数えるべき。徳島は大変な状況だ

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徳島の今の状況を大変、憂慮している。コロナ感染爆発の中にいながら大々的な聖火リレーや、徳島新聞の一面社会面トップという報道ぶりに、県民のコロナへの危機意識がなくなってしまうことを心配していた。

どう見ても県民の危機感が希薄ではないだろうか

実際、徳島県で聖火リレーがあった15、16日は県内のコロナ新規感染者は両日とも30人で、過去2番目の多さだった。

しかしながら予定通り県の主導でリレーは行われ、徳島新聞の阿波踊り並みの報道のど派手さに驚いた。これでは変異ウイルスに完全に侵食されている徳島の県民に、危機感など出る訳がない。

大阪のコロナ新規感染者が1000人とか東京が700人とか聞くと、当県の20人や30人という数はピントこないかもしれない。

しかしながら徳島県の人口はわずか約73万人しかいないことを常に忘れてはいけない。

人口10万人当たりなら東京に迫る全国6位の感染拡大地域

東京約1400万人、大阪約880万人の人口比にすると20人でも決して少なくない。それが17日には44人にもなったのだ。東京に換算すると840人だから、17日の東京より遥かに多いのだ。

これは最近1週間なら人口10万人当たりだと何と全国6位で、5位東京に迫る勢いだ。有り難く無い順位が上がり続けている。絶対数じゃなく人口比で常に考えないと、楽観論が出てしまう。

分母が小さいだけに過去最多が数日続けば、さらにランクアップしてしまうだろう。

必然的な社会的密が無いのになぜ?と思う

大都会のように朝夕の通勤・通学のラッシュもない。観光客も全国最下位クラス。にぎわいもなく、人口密度も遥かに小さい中でのこの感染者数だ。
比較的人口の多い市部や下板地区では相当、感染が広がっているのは間違いない。

当然、弱小県は医療のキャパも小さいから、コロナ対応病院には大きな負担がかかり始めている。
すでに病床使用率は60%半ばでステージ4となっているから、重症者が増えれば極めて厳しいことになる。
医の拠点、県立中央病院が救急をストップした重大さを、もっとみんなが認識しなければならない。

南海病院の大クラスターが、他の医療機関にもたらす懸念

すでに4週間にもなる鳴門市の南海病院のクラスターは連日のように新規感染者を出し、17日は新たな感染者がまた5人増え68人となった。

南海病院

重症者についてはコロナ対応の病院に搬送するが、こうした大規模クラスターを抑えなければ、他のコロナ対応病院に重症者を増やすだけだろう。

毎日の知事会見を拝見しているが、なぜもっと県民に危機感を訴えないのかと思う。県民生活を見る限り危機感が全く共有できていない。これでは医療従事者に、今後、さらなる負担を強いるだけだ。

徳島新聞の発表ものを処理するだけの報道姿勢にも首を傾げざるを得ない。私なら南海病院をルポし、病院クラスターの恐ろしさを訴えるが…

もりもとなおき

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morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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