既存の喫茶店はスタバやタリーズにやられ、スタバやタリーズはコンビニコーヒーに脅かされる。これが今の業界の力関係だろうか。
僅か100円で本格コーヒー
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートのコーヒー。お値段は基本100円。
クルマで遠出する時、三店のどこかでたまに買います。そしてその時、いつも気がついていたのは、セブンイレブンはお金を支払ってカップをもらったらセルフで。逆にローソンは店員さんが抽出からミルク、砂糖のサービスまで全部やってくれることだ。
ローソン自身がマチカフェと呼んでいるから、カフェのノリで、ということかだろう。
手渡しは営業戦略
この疑問が晴れた。ローソンの手渡しは本社指示の営業戦略とか。賛否はあるだろうけど、なるほどな…とは思う。
つまり店と客のコミュニケーションのひとつの手段。コーヒーを抽出している間、できたコーヒーを手渡す時、何らかのコミュニケーションが発生するとの、本社の期待だ。
この僅かな時間で新製品の紹介、お節など季節の目玉商品のPRや注文を取れたらと、いう期待だ。そんな訳だからローソンは本社の肝いりで、ファンタジスタと呼ばれる接客のプロも育てている。
セブンイレブンはセルフで
どちらのやり方がいい?
実際、客はどちらのやり方がいいんだろう?
私は正直なところ、7イレブンのようにカップだけもらったら自分で勝手に抽出したい。頼むこと自体面倒だしミルクを二個入れたい時もある。
それとローソン本社の意に反するが、待ってる間に店員さんとことばを交わしたことは無い。あっという間だから、時間もありませんよね。
ローソンのお店側もかなりの負担になっているという。レジに複数並んでいる場合、僅か1〜2分でも大変だと思う。だからローソンでもセルフに切り替える店も、僅かながらあるとか。
しかし思ったのは僅か単価100円の商品でも、これだけ販売戦略を立てている企業の姿勢に感銘を受けた。
ますますコンビニ業界は競争激化だが、消費者のニーズに応えるためにもさらに思考錯誤して欲しい。
もりもと なおき