官邸と内閣記者会の馴れ合い会見はみんな薄々気づいてはいたがここまでズブズブで、記者会がジャーナリズムの魂を安倍政権に完全に売り渡しているとは思わなかった。

取材妨害という権力側の"努力"と、追従する記者会の情けなさ
官邸と記者会、どちらがお粗末なのかはもちろんフィフティフィフティ。でも私は国民の声を聞かない権力者は自分の都合の悪いことを書かれないように、徹底に正義の記者の取材妨害という『努力』するのは当然だと思う。
これに対し、結局はキン○マのついていない、根性も矜持もないやられっぱなし記者たち。そんな記者しか育ててこなかった大新聞、テレビの体質に大きな責任がある。


メディアとメシを食い続ける安倍首相の努力の成果
そしてこんな問題が国民にバレ、新聞やテレビが窮地に立っているのにそのことに今だに何も危機感を感じない新聞、テレビの幹部たち。記者たち。
こんなくだらない連中とマメに食事を繰り返してきた安倍さんの努力の成果なのかもしれない。
彼ら双方に国民の声は届かないし、心も分からない。
当てられなかった江川紹子さんのなぜ!から発覚
29日の記者会見で、フリージャーナリストの江川紹子さんが挙手をし、何度も質問を申し入れたが、内閣広報官も記者クラブ幹事社もこれを無視し、会見を打ち切った(ほとんど望月いそこ氏状態?)
そのことを江川さんがTwitterでツイートしたことで問題が大きくなった。
安倍首相の記者会見、一生懸命「まだ聞きたいことがあります」と訴えたけど、事前に指名されて質問も提出していたらしい大手メディアの記者に対して、用意されていた原稿読んで終わりでした。

参院予算委員会で安倍首相がポロリと会見の舞台裏を
このことが参院予算委員会でも取り上げられたが、何と安倍首相がポロリと記者会見の舞台裏を、なぜか正直に喋ってしまったのだ。
つまりこういうことらしい。
「江川紹子さんがまだ質問がありますと挙手しました。なぜ答えなかったんですか」
「あらかじめ記者クラブとですね、広報室側である程度の打ち合わせをしているというふうに聞いている。時間の関係で時間の関係で切った」と、首相答弁。
会見シナリオ配布の異常さに、麻痺してしまった記者会
この会見の時に配布された「内閣総理大臣記者会見の幹事社質問」(案)には幹事社ほか新聞、テレビ、海外メディアの質問が首相から受け付けられたが、いずれも指名される者が決まっており、質問と答弁が書かれていた。
要するに記者会見にはシナリオがあり、メディアと官邸の馴れ合いだっだということ。もちろん知ってる人は知っていたが、ここまで酷いとはね。メディアへの信頼は紙のように薄くなるばかりだ。
もりもと なおき