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ジェンダーギャップ120位/156の暗黒。女性が虐げられた国だ

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恒例の世界のジェンダーギャップ指数。日本は安定の120位(昨年121位)と、地球規模での下位グループだった。とても経済大国や先進国といえるはずもなく、その証拠に経済と政治の2分野が下位に沈んだ。

120位/156…女性がどれだけ虐げられた国なんだ

調査対象は世界156カ国だから120位はいかに酷い順位か分かるだろう。
個別には経済・教育・医療・政治の4分野14項目のデータで、各国の男女の格差を分析し、指数とした。

日本はとりわけ経済は117位(前年は115位)、政治は147位(前年は144位)と、政治に至っては世界最下位グループだった。
簡単にいうと、国会議員がいないのだ。極めて少ないのだ。

また、数少ない女性議員が、女性の社会参加を助けるはずの選択的夫婦別姓にも反対の旗を振るのも、全く理解できない。

選択的夫婦別姓に反対する女性議員ら

意思決定の場に女性を増やすのが、全ての基本

意思決定の場に女性を増やせば、当然、全てにおいて女性の活躍の場は広がる。
女性の議員を増やすべきなんだが、政権政党である自民党で全く進まないのだ。

クォーター制度を導入し無理やりでも女性の国会議員を増やすべきだが、実現は程遠い。

それなら衆院で比例代表の上位に優秀な女性を揃え当選者を出せばと思うが、全く逆のかたちとなり、女性が女性の足を引っ張るとんでもない議員も誕生している。

優秀でまともな女性を比例の上位に置くしか無い

本会議で平然と「男女平等は絶対に実現し得ない反道徳の妄想」などととんでもない発言をした衆院議員杉田水脈も比例中国ブロック選出。
安倍首相(当時)の肝いりで実質トップに近いかたちでやすやすと当選させてしまった。

とにかく比例という制度があるのだ。各党が工夫して比例上位に優秀な良い、まともな候補を並べるべき。
これをしない限り男女共同参画など進める気がないと、みていいだろう。

日本が全てにおいて世界から遅れをとり始めた最大の要因が、この120位という順位に込められている。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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