スズキのジムニーがたいへんな人気らしい。現在の4代目は注文しても場合によっては納車までなんと半年から1年もかかるというから、その人気ぶりが伺える。

40年以上前、乗っていた初代ジムニーの思い出
実は20代の時、初代ジムニーに乗っていた。
当時はジムニーと言えば山間部の建設業者が、狭い悪路を通って山深い現場に行くのによく使っていた。
普通のサラリーマンが乗るクルマじゃなく、あくまで"働くクルマ"という感じだったのだ。
私も仕事柄、どこに現場があるか分からない。どこへでも躊躇なく行けるようにと、確かセカンドカーとして中古で25万円くらいで購入した。
もちろん当時の軽だからわずか360ccしかない。四駆といえど馬力はなく、スピードは全く出なかったが、小回りが利き相当な悪路もへっちゃら。なかなかかわいい相棒だった。

幌を外して走ると、とにかくカッコ良かった
とにかく軽の四輪駆動オフロード車など、世界でもジムニーだけだったのは間違いない。
もちろんエアコンはなく、暖房は小さな蓋を開けると、エンジンルームから熱い空気が吹き出てきたような記憶がある。
たまに幌を外すとかなりカッコ良く、走っていると恥ずかしいくらいみんなが見てくれた。
しかし幌を外したり取り付けたりするのはかなり手間がかかり、外したまま雨ざらしにした結果、朽ち果ててしまった。

4代目から目を見張る人気となり、ベンツGに似たシエラも
ジムニーが爆発的な人気を博しはじめたのはどうも2018年の4代目からのようだ。
小さな車体で本格的な四輪駆動。仕事にも、遊びにも。
ジムニーとしては1970年の初代以来、変わらぬコンセプトだったと思われるが、丸みを帯びた3代目と異なる角ばったボディも受けたのではないだろうか。

軽のほか1.5ℓのジムニーシエラも人気らしい。これはベンツGclassによく似ているから、海外ではベイビーGとして大変な人気らしいが、分かるような気がする。
もりもとなおき