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スポーツ界に感じるコロナ対応の甘さ。選手の健康を第一に

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スポーツ界にもじわじわと広がるコロナ感染


駅伝、春高バレー、高校サッカー、高校、大学ラグビー、大相撲1月場所…
今この時期、新型コロナウイルスの感染爆発の中、アマ、プロ問わず冬の各種スポーツ大会が普通に開かれていることに戦慄を覚える。

そしていろんな団体、チームで新型コロナウイルス感染クラスターが発生していることに胸が痛む。

無観客だから、観客を制限しているから、感染対策に万全を期しているから…など、感染は観客だけの問題ではない。

いろんな競技の組織、団体は選手たちの命や健康を果たして守る意識はどれだけあるのかということだ。

若者でも残る可能性のある感染後の後遺症

この日のために練習を重ねてきた。精進してきた。だから予定通り大会を開き試合をやらせてあげたい。そんなことはもちろん理解しているが、一番大切なのは選手の健康だ。それが果たして守られているのかと疑問に感じている。

若く強靭な身体でもウイルスは容赦しない。そして心配するのは若者でも感染者の多くに見られるというコロナ感染症の後遺症だ。

すでにイギリスなど外国では豊富なデータを出しているし、日本のドクターらも後遺症の恐ろしさを指摘している。

その中には肺機能の低下も入っており、こんな後遺症が残ればアスリートにとって致命的だろう。

春高バレーチームやラグビートップリーグでもクラスターが

心配したように多くのクラスターが発生している。卓球やバドミントン、テニスなど個人競技はともかく、身体がぶつかり合うラグビー、サッカー、柔道、バスケット、バレーボールなど、一人でも感染していたらクラスターに発展する危険性は高い。

先の東京で開かれた春高バレーでは福島県郡山女子大附属の女子チームが地元に戻ってから部内クラスターが発生、14人が感染した。男子優勝の福岡県東福岡の10人も、地元に戻り感染が判明した。

大相撲も60人を超えてコロナ関連で休場する中、1月場所を強行した。
16日から開幕するジャパンラグビートップリーグでも6チームで62人もの感染が判明。急遽、来月に延期した。

信じ難いのは大相撲だ。場所直前、横綱白鵬の感染が判明。慌てて関係者全員のPCR検査を実施し、関取ら多くの感染が判明したが翌々日から場所に突入した。

春高バレーでもポイントが入るたびに6人が肩を組み大きな掛け声を掛け合うが気になっていた。

横綱白鵬も感染するなど力士60人以上が休場したが、一月場所は予定通り行われている
ラグビートップリーグはクラスターで開幕は延期に

スポーツ界はJリーグ方式で検査の義務付け必要

スポーツ関係は少なくとも全国大会やリーグが始まる前は、最低限、チーム全員のPCR検査をすべきだ。というより義務だと思う。感染がなければ安心できるしもし感染者が判明しても最小限で抑えることができる。

サッカーJリーグは開幕前、それを決め定期的に検査を続けることで感染者は出たものの拡大することなく、シーズンを乗り切った。プロもアマもJリーグをモデルにすべきだろう。

この感染爆発の中、菅首相や森五輪組織委員会会長が強気でオリンピックをやり切るなどと言うから、スポーツ界全体が緩くなっているような気がしてならない。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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