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セクハラ罪はない。セクハラ問題の本質が分からない麻生さん

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麻生太郎財務大臣の『セクハラ罪という罪はない』〜には、彼の数ある暴言、失言の中でも格別のものだと思う。

Me tooに耳傾けて

今回の女性記者を巡る財務次官のセクハラ騒ぎでも『女から男の記者に代えたらいい』『女の記者の声も流せ』などなど。

今、霞ヶ関界隈どころか世界中で女性たちがMe Too声を上げるセクハラの問題にあまりに無頓着だ。

元総理大臣。今、政権のNo.2…女性だけじゃなく、欧米のメディア目もことのほか厳しいことにも気づいて欲しい。

過去にも女性蔑視発言

『麻生太郎失言集』というのがネットにある。その時々で世の中を騒がせたものばかり。自分や仲間の後援会での失言は、前後含めて聞いたら、理解できるものも少なくない。ある意味正直な人だなと思う。

これはかなり古いものだが、明らかに女性を軽んじるものがあった。

『美濃部都政(これは確かに酷い都政ではあったが)の誕生は、女性が美濃部スマイルに投票したからで、女性に参政権を与えたのが最大の失敗

『日本ほど安全な国はない。ブサイクな人も美人も夜中に平気で歩ける

…女性を軽んじるところは、全く治っていないようだ。

政治家になめられる記者たち

しかし日本の大手新聞やテレビの記者たちは、有力政治家に甘いというか、完全に舐められているのでは、ないだろうか。

記者らの極端な弱腰体質が、政治家たちが問題を起こした時に、何の監視役にもブレーキ役にもなっていない。

そのくせ弱いとなったら、徹底的にたたく。

おまえと言われ、黙る記者

都知事時代の石原慎太郎さん、そして麻生さん。ともに会見中、嫌な質問をした記者に対して"おまえ"呼ばわりすることがあったが、その場で彼らの暴言を諫めた話も聞かない。

こんな弱腰な連中が、言論でもって不当な権力や圧力と闘えるんであろうかと、情けなくなる。

男女格差報告144ヶ国中、114位は相当、低い。女性問題に対する日本社会のあらゆる意識の低さは数字も裏付けている。政治家は常に発言を慎重にすべきだ。

セクハラ罪…セクハラ問題の本質が分かっていたら、こんな発言はまず、しなかったと思う。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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