何を隠そう少年時代からの中日ドラゴンズファンだ
ここ四国徳島ではレッドデータブックに載るくらい希少生物である。そして20数年間、選挙の洗礼を浴びる身だったから、周りでは圧倒的多数の阪神ファンの票を前に、ほとんどカミングアウトしなかった。まさに隠れキリシタンのようなドラファンだったのだ。
優勝しても共に祝う友もなく静かに喜び、不甲斐なさにはひとり地団駄を踏んだ。
燃えよドラゴンズをもう一度
ドラゴンズファンとして最大規模の喜びだったのはやはり川上巨人のV10を阻止した1974年の戦いだろう。
投手陣は星野が気合いで投げ、キャッチボール投法松本幸行が20勝。稲葉も頑張り、剛球鈴木孝政が完璧なリリーフ。
高木守道、谷木の1、2番コンビの高い出塁率、島谷、谷沢、井上のクリーンナップは、抜群の破壊力だった。
ご存知"燃えよドラゴンズ"はこの時、ドラゴンズOB板東英二が歌い大ヒット。いまだ歌い継がれている。
中日優勝の日、長嶋引退
優勝の喜びの反面、翌日の新聞には衝撃を受けた。中日優勝の日にミスタープロ野球、長嶋茂雄さんが引退表明したから大変。中日新聞グループ以外は"長嶋茂雄引退"がトップニュース。
とりわけ巨人の親会社読売新聞と巨人の機関紙報知などは長嶋一色。中日優勝は無かったかのような小さい小さい記事だった。
以来、読売新聞グループにはずっとアンチを貫いている。
松坂を男にしてくれ
一昨日から中日苦手のセパ交流戦が始まったが、やはりあかんな。6回1安打零封に抑えた松坂を勝ち投手にすることもできない不甲斐なさ。
スターのいないドラゴンズにアメリカから来てくれた松坂の、意気に応えるってことができんのか?
せめて最後はクライマックスシリーズにと思うが、なかなか厳しいなぁ。
星野仙一さん、いっぺん喝入れに帰って来てくださいよ。
もりもと なおき