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セーリングW杯の外国選手らイルカショーに不快感。虐待と見る人も

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誰もが喜ぶと思ったら大間違いだ


広い海を家族や仲間と自由に泳いでいたイルカを大量に殺したり、捕獲し、狭いプールに閉じ込めて調教と称する虐待を繰り返し、訓練したのがお馴染みの日本のイルカショーだ。世界中の誰もが喜ぶと思ったら大間違いだろう。

案の定、W杯で外国の選手や役員に披露したイルカショーに、多くの選手らから不快感の表明と批判の声が上がっている。

イルカを神聖な動物とする国は多い。イルカショーを虐待と捉える人も多い。イルカはとても仲間を大切にする高い知能を持った動物だ。大切に思う人は外国にも日本にも多い。

突然、ショーを見せられた人たちの当惑ぶりは容易に想像がつく。W杯を主催するなら、もう少し世界に目を向けるべきだった。

イルカショーに選手ら不快感


神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館でこのほど行われた東京オリンピックのテスト大会となるセーリングのワールドカップ(W杯)江の島大会の開会式。イルカのショーが披露されたことに対し、国際統括団体のワールドセーリングが「容認できない」と非難したことが分かった。

問題の開会式は11日からの競技開始に先立ち9日夜、同水族館の「イルカショースタジアム」に各国の選手や関係者を集めた。冒頭で日本の水族館では一般的なイルカショーのパフォーマンスを披露したという。

江ノ島水族館のイルカショー


ワールドセーリングは声明で「大会実行委員会が開会式でイルカの展示を取り入れたことに失望している」とした上で、「開会式の内容は事前にワールドセーリングの承認を受けなければならないが、実行委からはなかった。判断の誤りと不快な思いを引き起こしたことを謝罪する」と、参加各国に世界組織として謝罪した。

日本の実行委員会はいろんな考えや人がいる中で慎重さを欠いたとしている。

これを機に、日本のイルカ猟やイルカのショーに、世界がどんな目を向けているか見直すきっかけになって欲しい。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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