徳島ゆかりの2人がダボス会議に参加
これは凄いことです。
なんと徳島ゆかりの2人が、22日から25日までスイスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)の年次総会・ダボス会議に出席している。
ことしのテーマは『第四次産業革命』。
世界の政財界のリーダーが出席する会に、
ひとりは上勝町のNPO法人であるゼロ・ウェイストアカデミー理事長坂野晶さん(29)
もうひとりは徳島市出身で、デジタルアート制作集団・チームラボ(東京)代表の猪子寿之さん(41)が、安倍首相とともに参加している。
坂野さんは世界銀行の総裁、アメリカマイクロソフトCEOとともに議事の進行を担う一人として、日本ではひとりだけ選ばれた。
坂野さんを含む世界の若者6人で、4日間共同議長を務めるという大役だ。
WEFによると、年次総会の共同議長は、テーマごとの討議で意見を述べ、運営や進行を任される。
国際機関や大手企業の幹部らが指名されるのが通例だが、今回は初めて坂野さんら若者が選ばれた。
坂野さんは環境問題の専門家として参加する。
猪子寿之さんは2016夏季大会に続く参加
一方、猪子さんは、世界のアートシーンを席巻するリーダーとして招かれ、24日の分科会で登壇する。
分科会は350もあるが、猪子さんは『別世界のビジョンを創る』というテーマの会合に出席。
"境界のないアート"をテーマに、東京・台場の『チームラボボーダレス』豊洲の『チームラボプラネッツ』佐賀県武雄市の御船山楽園での野外展示の3つを紹介する。
坂野さんは関西学院大に在学中、世界最大級の学生組織アイセック日本支部の副代表やモンゴル支部の代表を務め、徳島県産上勝町のゼロ・ウェイストアカデミーへ。ごみの減量を図る活動に取り組んでいる。
猪子さんは東大工学部卒業と同時にチームラボを起業。LED・デジタルアートを駆使し、国内外で活躍している。16年には中国で開かれた夏季ダボス会議に出席し、デジタル技術を駆使したアートについて語った。
もりもと なおき