政府は70%のテレワークを推奨するが…
緊急事態宣言でまたテレワークに傾斜せざるを得ない状況になってきた。政府はサラリーマンの70%に在宅勤務を推奨している。
しかしずっと疑問に思っているのはテレワークで仕事をし、生産性という面は実際どうなんだろう。
テレワークのおかげで地方回帰が進んでいるとマスコミはもてはやす。
実際に東京の会社に所属しながら会社に通勤する必要が無くなった人は確かにいるようだ。
東京の住まいを引き払い、遥かに遠い地方に居を構え、快適な人生を送っている人をメディアは取り上げている。
しかしこうした生活に転換できる人は全ての労働者のいったい何%いるのだろう。

生産性は低い
テレワークで本当に仕事が可能な職種はごくごくわずか
こうした取材をする記者諸君だって、テレワークで他人の取材をすることはまずできないし、電話やネットのやり取りで深い記事を書くのは不可能だ。
屁理屈かも分からない。
じゃあ、テレワークで自動車が組み立てることができるのか。テレワークで病気治療できるのか。お年寄りの介護ができるのか。
テレワークで畑仕事ができるのか。テレワークで漁船に乗れるのか。
テレワークでお客さんにコーヒーが出せるのか。警察はテレワークで事件を解決できるのか…
キリがない。こうしてみると現実にパソコンの画面を見ながらキーボードを叩くテレワークでは社会はごくごく一部しか動かない。
現に多くのサラリーマンが『テレワークと言われても、自宅ではほとんどすることがない』と困惑しているケースを、たくさん知っている。
全国民が全集中でコロナと対峙しよう
みんながこれまで通りの生活をするためには、テレワーク一辺倒の社会では無理なのだ。
皆んなが社会で触れ合い、強く関わり合うことで社会も経済も動き出す。チカラいっぱい仕事をし、生き生きとした生活を取り戻すためには今はコロナの収束しかない。
ダラダラした対策をやめ、全国民が全集中でコロナと対峙したいものだ。
もりもとなおき