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ドンファン殺人事件。今のままでは須藤早貴の起訴は無理だと思う

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2018年5月に起こった紀州のドンファンこと野崎幸助さん(享年77)怪死事件。和歌山県警は55才歳下の元妻須藤早貴容疑者(25)を殺人容疑などで逮捕したが、なぜ事件から3年も経ち急展開したのか。果たして検察は殺人罪で起訴できるのか。

有力容疑者の須藤容疑者を3年間も泳がせたナゾ

まずこの3年間、なぜ須藤容疑者を泳がせたのか。最近になり新しい物証でも出たのか。
当初から、殺人事件だとしたら一番、怪しかったのは須藤容疑者だ。状況から唯一無二の容疑者と言っても過言ではなかった。

だから当初、和歌山県警も真犯人とみて何度も事情聴取したはずだ。それが3年間も経過していた。

さらに現場鑑識は相当、細かくやったはずだ。当時のビデオ動画で須藤容疑者が『警察がきて全部、拭き取っていった』と無邪気に話している姿が、ニュースでも流れた。 

当時、掃除機や床から微量の覚せい剤が出ていたことも、今になってニュースになっている。

須藤容疑者に売った覚せい剤売人は突き止めたのか?

さらに警察は当時、彼女のスマホも押収。覚せい剤について検索していることも突き止めていた。
さらに事件の直前、覚せい剤の売人らしき人物ともネットを通じて田辺市内で接触していたことも解明しているという。

疑問に感じるのは、警察はシャブの売人を突き止めたんだろうか。さらに疑問は須藤容疑者が覚せい剤を使用していないのは明らかになっている。果たしてそんな人物が殺人の方法に覚せい剤の大量投与を選択するだろうか。

口から覚せい剤を飲ませた具体的方法の供述も不可欠

野崎さんの死因は急性覚せい剤中毒で、口から覚せい剤を飲んだとしているが、それも想像の域を脱しない。

なぜなら覚せい剤は猛烈に苦く、食事や飲み物に混入すればひと口、含んだだけで分かるくらいだ、との専門家の話しもある。

今後、起訴するには須藤容疑者の自供だが、具体的な供述がいる。どこでだれから覚せい剤を購入したか。どんな形で覚せい剤を野崎さんに飲ませたかーなど。

明確な動機は果たしてあったのか

動機だが、須藤容疑者は野崎さんに離婚を迫られていた。離婚をしたら月100万円の小遣いは入らない。いっそ殺害して莫大な遺産を手にすることを考えたーなどと言われている。

物証はなく須藤容疑者の供述が頼りだけに、起訴にはまだ厚い壁があるような気がする。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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