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ネットニュースの速報時代でも、新聞社はなぜ号外を出すのか

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『令和』号外に人々が殺到

号外を出すのはワクワクするものだ。悲惨な事件の場合もあるが吉事も多い。甲子園で地元校が優勝した時の地元新聞、オリンピックの金メダルなどがよく見かける。

昨日の『令和』は、これで号外出さなきゃどこで出すというくらい、最高グレード。だから全国紙、全ての地方紙が発行し、各地の繁華街で配った。

しかし各地で号外を求める人たちの大混乱が。東京新橋や丸の内では配布する人のところへ多くの人が殺到、一部でパニックになったという。

もちろん、最近はニュースを知らせるという意味では、ほとんど号外は意味はない。
なぜならテレビと同時にスマホを持っていればネットニュースに速報が入る。
号外そのものも写真とどデカイ見出しがスペースの大半をしめ、記事は極めて短い。

地方都市でも号外に殺到(徳島新聞)

ではなぜ新聞社は号外を出すのか

ではなぜ昨日はあんな騒ぎになったのか?やはり皆んな歴史的なニュースが掲載された号外が欲しいし、記念として家に残しておきたいのだろう。

大混乱の中、何とか号外を手に入れた人の中にはヤフオクやメルカリなどに出品した人もいたようで、なんと1万円の値を付けたものもあったから、驚きだ。

配り方はほとんど時代劇で見る瓦版屋ののりだが、あれって配っている人は記者じゃなく新聞社の販売部が担っているケースが大半。
ネット時代でも号外にこだわるのは、新聞社が瓦版以来、ずっと続けてきたというこだわりの部分が多分にあるのだろう。

それと大切なのは発行までの手順を常に鍛えておく必要もある。やはり新聞は雑誌と違い、瞬発力が勝負だからだ。

いつでも、何時でも号外を出すのは新聞の誇りとプライドがかかってるから、ネット時代といえど、まだまだ続くんじゃないだろうか。

昭和最後日、私は宿直だった。『天皇陛下崩御』の号外を出すために、明け方、みんなを叩き起こしたのが昨日のことのようだ。

平成の幕開けから早、丸30年以上が経った。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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