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ノーベル賞吉野さん『自然科学は98%が未解明。後は子供たちに』と

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リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞に輝いた旭化成名誉フェロー、吉野彰さんのお話が印象的だった。

ひとつの研究、上手くいって実を結ぶまで最低15年かかる

まず『新たな発見、発想が浮かび研究をスタートさせる。それが実を結ぶのはどんなに早くても15年はかかります』ということだ。

開発まで最低15年。くる日もくる日も研究を積み重ねていくんだろう。
途中までゴールが見えないことを毎日、続けていくのはどれだけ骨が折れるか。

つまり企業内研究者は、大学院を出て定年まで、35年間、研究に没頭しても、在職中にわずか2〜3の研究をするだけとなる。

吉野さんや2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんのように、大輪の花を咲かすことができれば良いが、何も成果が出せないまま、退職となる人もいるだろう。

企業内研究者を育てるには、会社の余裕と包容力が不可欠だ

社内的にもいろんな雑音も聞こえてくるだろうから、居心地の悪いこともあるかもしれない。
最悪、何も産み出さないかもしれない社員を抱えていくのだから、会社にもある程度の余裕と包容力が必要だ。

そういう意味で吉野さんや田中さんは会社にも恵まれていたんだと思う。

吉野さんが子どもたちに向けたことばにも感銘を受けた

『自然科学の分野で解明できているのはまだ1〜2%だ。だから残り98%か99%には大きな可能性がある。この中から新たな発見をして欲しい』と、子どもたちにもメッセージを送った。

吉野さんのこの言葉に触発され、後に続く子どもたちにも期待したい。

基礎研究にもっと国の理解、厚い支援が必要だ

ところで日本人のノーベル賞の受賞の知らせを聞くたびに、基礎研究に無理解な国家の下、研究者たちは良く頑張っているなあと感動する。

大学の研究予算は本当に少ないようで、吉野さんのように大企業へ所属する学者も多い。

800を超える大学に補助金をバラまくなら、人類のため、国家のための研究開発を続けている大学、研究者に、補助金は傾斜配分するのが当然だろう。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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