もう1年。ハニーはやはりそのままだ
千葉県銚子市にあり、昨年1月に閉館した水族館犬吠埼マリンパーク。そこにたった1頭で取り残されたイルカのハニーやペンギンを助けてーとのネットの書き込みや、テレビ、新聞の報道は続いているが、一向にハニーやペンギンを取り巻く状況は変わっていない。
観察している人たちによると、少しずつ元気は無くなっているというから心配だ。水質の悪化、狭いプール、背中の傷み、そして孤独…
家族と群れて暮らす習性のあるイルカは孤独に弱い。なぜこの水族館は最後まで責任を持たないのか。
とりあえず他の水族館が引き取ってくれないのか?(もちろんこれがゴールじゃないが)
何がネックになっているのだろうか。
行政は何か対応できるのではないのか
地元の銚子市はどういう対応をしているのか。また千葉県ができることはあるんじゃないのか。業者にどんな指導をしているのか。
もしハニーを死なせてしまったら、どんなに子どもたちを悲しませることか。
今は閉館してしまったが、マリンパークだって全盛期はたくさんの人を県内外から集め、ハニーを見るためにたくさんの人々が千葉県へ銚子市へ訪れ、経済効果もあっただろうに。
なんとか多くの人たちのために頑張ったハニーやペンギンに、今こそ人間が県や銚子市がお返しする時じゃないのか。
ハニーで知るイルカショーの残酷さ
ハニーは2004年頃、和歌山県太地町のイルカ追い込み漁で家族は殺され、生け捕りにされたハニーは水族館に売られてきたと言われている。
家族は殺され、ハニーは売られて自由を奪われ芸を強いられる。なんと酷い話だと思う。考えただけでかわいそうでならない。
すでに銚子に来た時、妊娠していたようで、マリンという赤ちゃんを出産したが、マリンは死んでしまった。
頭部から背中にかけ、ひび割れのような傷が痛々しい
4月は統一地方選挙。千葉県議会議員選挙や銚子市議会議員選挙もある。千葉県の人たちは候補者に呼びかけ、賛同してくれる人を応援しよう。
もりもと なおき