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バスケ留学生が審判に暴力…スポーツ留学否定せず受け入れ態勢の整備を

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驚いた選手の審判への暴力


九州高校バスケットの試合中、大柄な外国人選手が突然、審判に殴りかかり、審判が倒れ込んだ光景は、スマホで動画撮影され、あっという間に全国に広がった。

選手は自主退学、監督は指導者責任を問われ解任となったが、試合中の前代未聞の出来事に高校スポーツ界は揺れている。

バスケットの名門、延岡学園と福岡大大濠高校の試合。終了まであと40秒の時に延岡学園のアフリカ・コンゴからの留学生(15)が、突然、審判に殴りかかった。アッパーがまともに決まり、倒れ込んだ審判は救急車で運ばれるなど、大騒ぎとなった。口の中を10針も縫うケガだった。選手は監督や校長に泣きながら謝罪をしたという。原因は判定で3度続けてファウルをとられたため、激昂したらしい。


スポーツ留学生は、日本の高校生の競技力向上につながる


今回の事件で思うのは、近年、私立のスポーツ名門校が外国人選手をたくさん留学生として受け入れていることだ。サッカー、ラグビー、長距離陸上から相撲にまで及ぶ。

そして今回の事件をきっかけに、競技の助っ人として外国人選手を安易に引っ張り過ぎとの批判が出ているが、私はその批判はちょっと間違っていると考える。

野球のように日本が"先進国"であれば助っ人の必要はない。しかしサッカーやバスケット、ラグビー、長距離陸上はまだまだ世界の壁は厚い。身体能力や技術力の高い外国人選手を留学生として受け入れ、一緒に技術力を高めることは日本の青少年の競技力向上にとって、ひじょうに良いことだと思う。


きちんと留学生の受け入れ態勢を整えるべきだ


ただ今回のコンゴの留学生は、日本語が話せず、ホームシックとなり、精神状態も不安定だったという。

やはり受け入れる以上は、学校側はことばの面、学習の面でもきちんとした受け入れ態勢を整えてからにすべきだろう。試合に勝つ為だけの助っ人として留学を受け入れるのでは、留学生にとっても不幸なことだ。

文科省や都道府県教育委員会は学校任せにせず、各校留学生受け入れ態勢を点検するのは当たり前のことだと思う。

彼らが母国に戻っても、日本に留学経験のある立派な社会人なるようお手伝してあげるのも、日本のスポーツ界の義務ではないだろうか。

今回の事件で殴られた審判は謝罪する留学生に対し『バスケットは続けてください。コンゴに帰っても日本を嫌いにならないように』と、諭したという。

まだ15才。彼の再起を祈らずにいられない。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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