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フジ産経グループが捏造データ含む世論調査を14回も公表の失態

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インチキデータを提供したのは下請け会社だが、当然責任はフジ産経グループにある。1年間に渡って14回も捏造データを入れた世論調査を公表していたわけだから、産経新聞とフジテレビのメディアとしての責任は重大だ。

捏造データの混じる世論調査を公表した
産経新聞とフジテレビ

報道機関として最悪の不祥事、失態だ

昨年は7月に参院選挙もあったから、世論調査結果は有権者の投票行動に、微妙な影響を与えたかもしれない。

フジテレビと産経新聞社は、これまで合同で行った過去14回の電話世論調査で、調査業務委託先のコールセンターの現場責任者が、実際には電話していない架空の回答を1回につき百数十件、不正入力していたと発表、謝罪した。

架空の回答が入力された合計はおよそ2500サンプルで、14回の全てのサンプル数のおよそ17%にもなる。
当然、世論調査結果には影響したのは間違いなく、両社はこの14回の放送な記事を全て、取り消しデータを削除した。

世論調査結果を報じる産経新聞

下請けの下請けが担っていた

インチキデータを入力したのは、下請けのさらに下請けだった。
こういったシステムでは、フジテレビ、産経新聞の世論調査担当が、きちんとチェックできていたのか大いに疑問だ。

報道機関として最大の恥ずべき失態。記者が黒川弘務前検事長と、賭け麻雀していたどころの騒ぎではないだろう。

本来、権威ある世論調査は聞き取りですベき

学生時代、世論調査のアルバイトをしたことがある。
世論調査専門のひじょうに権威のある会社が企業から受けた調査だった。電話ではなく全て訪問した上での聞き取り調査だから、かなり骨が折れた。

名簿を預かりその名簿にある家を回るが、家族はいても調査対象者がいないと、出直さなければならない。
調査は男女別はもちろん、地域、年齢、職業などを統計的に分析し対象者を選んでいるのだろう。

対象が世帯主のケースは昼間は仕事で100%いないから、また土日に出直したり。
中には自宅で不倫中の主婦がバスタオルを巻いて出てきたり。ドキドキしながら質問をしたものだ。

本当に苦労したバイトだったから、今回のフジ産経の下請けのイージーなやり方は、心からけしからんと思う。

あまりに安易な業者任せの世論調査

最近はこうした自動音声での手軽な世論調査が普及し、メディア以外、候補者事務所も利用しているが、過信は禁物だ。

不正はしなくとも、例えば支持政党や支持する候補者を尋ねる場合、プッシュが『1』に該当する政党や候補者のデータが、微妙に支持が高くなったりはしないのか。

なぜなら設問を最後まで聞くことにイライラしている有権者は、かなり多いからだ。プッシュ『6』とかだったら、間違いなく不利だろう。

業者任せ、特に下請けの下請けなどとなったら、発注者の目が届かない。今回のフジ、産経の不祥事を他山の石として、全ての報道機関はこうしたイージーなやり方での世論調査を改めるべきだろう。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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